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番外編〜大学入学オリエンテーション合宿

 そうなんです。書きながら忘れていたことに気づいたのですが、大学入学してすぐの時期にオリエンテーションを兼ねた二泊三日ほどの旅行がありました。行き先は川越でした。

それがあることを入学してから知った私は、過去のスキー合宿のトラウマの箱が開き、「これに行ったら命が危ない(体調が悪くなる)」と察知しました。急いで大学の教育支援課や実行委員の先輩に問い合わせました。「これに行かなければ単位に響きますか」と。そんな学生今までいなかったらしく先輩たちは困惑していましたが、そんなことは関係ありません。「普通の生活に支障をきたすイベントは欠席して、無理せず体調を優先して生きていった方が良い」と私の辞書には刻まれているので粘りました。過去から得られた教訓です。回答は「単位や卒業には関係ない」ということでした。(スキー合宿については↓のnoteで綴っています)


私は喜んで行くのをやめました。これも「ぼっち大学生」が出来上がる大きな一歩です。みんなはそこで友達を作るのに、その機会ごと放棄しているのですから当たり前です。自業自得です。自分が選んだ道です。

そんなこともありました、というのを思い出したので番外編にしました。その後の大学生活で、その旅行で誰と一緒だったとかどんなことをプレゼンしたかとか話題になることが何度かあったのですが、はっきり「行っていない」とは言わずに「覚えてないなあ」程度のニュアンスで乗り切っていた自分も同時に思い出しました。そんな処世術も身につけた大学時代でした。

 今でも本当に行かなくてよかったと思っているし,その判断をした自分ナイスと思っています。ちなみに三、四年生になってからゼミで行く合宿も参加拒否しました。理解のある教授で助かりました。みんなが京都に行って楽しんでいる様子を、グループラインで流れてきたアルバムの写真で認知しました。

 合宿に行かなかったことを後悔はしていません。中学時代にいじめに遭った私はそのような体と心になってしまったのだから。ただ残念だとは思っています。作る権利がある思い出を作ることができず、ただ見ているだけ。その一つ一つも私の傷を深くしていきます。いじめに遭っている最中だけじゃないんです。こうやって何年経ってもその古傷に新たな傷が重ねられていく。そのことをもっと知ってほしいと思っています。

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