なぜ今、イスラエル・ガザ(ハマス)戦争なのか?
今時代は人類の歴史が始まって以来の大転換期に差し掛かっているようです。
それは、
下記①〜④の項目が現在と瓜二つだからです(注:下記の( )内は直近の出来事です)。
① 覇権国の衰退
→イギリスの衰退
(→アメリカの衰退)
② 次期覇権国にて大バブルの崩壊
→1929年ウオール街大暴落
(→中国不動産大暴落)
③ 世界戦争の勃発
→第二次世界大戦
(→ロシア・ウクライナ戦争)
(→イスラエル・ガザ戦争)
④ 金融制度の変更
→ポンドからドルへの移行
(→SWIFTからMbridgeへの移行)
こちらに詳しく書いてます。
宜しければごらんください。
上記は過去と直近の出来事ですが、未来に目を転じれば下記➊〜➏の項目が浮かび上がって来ます。
➊ 化石燃料から再生可能エネルギーへの転換
(核融合発電含む) 2050年迄に完了予定
→石油本位制の米ドルの危機
➋ AIの台頭 現在進行中
→これを制する者が世界を制する
➌ 量子コンピュータの開発 現在進行中
→これを制する者が世界を制する
➍ 量子脳科学の進歩 現在進行中
→スピリチュアルなことを科学が証明する
→宗教観の変化をもたらすもの
➎ 新しい金融制度 現在進行中
→SWIFTからMbridgeへの移行
➏ 西欧から東洋への文明の移動 現在進行中
この様な過去と未来の狭間に立っている現在においてロシア・ウクライナ戦争とイスラエル・ガザ(ハマス)戦争が勃発しています。
前記事項を念頭に置きながらイスラエル・ガザ(ハマス)戦争の話を進めて行きます。
パレスチナ地域におけるイスラエル人とパレスチナ人の紛争は1947年の国連総会においてパレスチナの地をユダヤ人57%、パレスチナ人43%の割合で分割する決議をしたこと、及び、エルサレム(旧市街地)を国際管理地区と定めたこと、に端を発しています。
これを受けて、イスラエルは国連総会の翌年(1948年)に独立を宣言します。
すると、これに反対のアラブ諸国はイスラエルに攻め込み中東戦争の始まりとなりました。
今回の戦争は第5次中東戦争となります。
過去4度にわたる中東戦争を経てイスラエルとパレスチナ自治区(ガザ・ヨルダン川西岸)の現状、および、イスラエルが第3次中東戦争(1967年)のおりシリアから奪ったゴラン高原(その後、1981年に併合)の現状を図-①に示します。
また、ヨルダン川西岸地区は、たび重なるイスラエル人の入植によって図-②のような状態となっています。
ここに、
A地区:行政・治安共にパレスチナ自治政府
が担う。
B地区:行政→パレスチナ自治政府
治安→イスラエル
と別々に担っている。
C地区:行政・治安共にイスラエルが担う。
この様に、パレスチナ人に与えられたヨルダン川西岸地区の現状はイスラエル人の入植によって徐々にむしばまれています。
以上が、パレスチナの現状です。
一方、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教と3つの宗教の聖地と言われているエルサレム(旧市街地)について述べて行きます(図-③参照)。
この地は1947年の国連総会により国際管理地区と定められたのですが、第一次と第三次の中東戦争をへて現在はイスラエルが実効支配しています。
尚、神殿の丘には今から3000年前にユダヤ教のソロモン神殿が、また、ソロモン神殿破壊後に第二神殿が建立された場所なのですが、
現在はこの地にイスラム教の『岩のドーム』と『アル=アクサー・モスク』が建立されています。
このため、この地の奪い合いが今なお続けられているところです。
また、神殿の丘の運用は以下のとおりとなっています。
警 備:実効支配しているイスラエル
維持管理 :ヨルダンのワクフ(お布施管理
団体の様な組織)が資金提供
岩のドーム:イスラム教徒のみが入れます
ここまでは、
① 今は時代が大きく変容して行く時であること。
② その中にあってイスラエル・ガザ戦争とウクライナ・ロシア戦争が勃発したこと。
③ 三つの宗教がしのぎを削っているエルサレム。
を紹介してまいりました。
一見バラバラに推移しているかの様に見える3つの動きですが、実はここには重要な課題が埋もれているのです。
中々前に進みません。
今回についてはここ迄と致します。
尚、このつづきについては次回記事に投稿する予定です。いましばらくお待ち下さい。
宜しくお願いします。
最後まで読んで頂いて、、、
ありがとうございます。