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【ナレッジ】Difyを使いこなすためのガイドブック-⑤

Difyのナレッジベース機能:Webページも活用して、より的確な回答を!

Difyでは、ナレッジベース(Knowledge) 機能を使って、複数のドキュメントを統合し、ユーザーの質問に対してLLM (大規模言語モデル) が的確な回答を生成できるようにしています。いわば、LLMのための外部知識データベースのようなものです。

ナレッジベースでできること

  • ドキュメントの一元管理 & 活用: 様々な形式のドキュメントをアップロードし、一元管理できます。

  • アプリケーションへの統合: ナレッジベースをアプリケーションに統合することで、ユーザーはアプリケーション内で直接情報を検索したり、質問への回答を得たりできます。

  • RAGシステム開発: 情報検索と生成モデルを組み合わせたRAG (Retrieval-Augmented Generation) システムの開発にも対応しています。大量データから関連情報を抽出し、より的確な回答を生成することが可能になります。

  • Webページデータの活用: 最新のアップデートでは、Webページのデータもナレッジベースに組み込めるようになりました。Firecrawlというツールを使って、FAQサイトやカタログサイトなどの情報を自動的に取り込むことができます。

ドキュメントのアップロード方法

ナレッジベースへのドキュメントのアップロードは簡単です。以下の手順に従って、ローカルからファイルをアップロードするだけで完了します。

  • 「ナレッジ」の選択

  • ナレッジを作成を選択します。

  • 「参照」からナレッジに追加したいドキュメントを選択します。

  • 選択後、次へを選択

  • プレビューで選択したドキュメントがどのような単位で区切られているかを確認できます。(画像はテストデータのため空です)

  • 確認し、問題なければ「保存して処理」を選択します。

    • 設定変更できる箇所も多くありますが、今回はデフォルトのまま進めます。

  • 次の画面で埋め込みが完了することで、ナレッジが完成します。

アップロードに関する詳細

  • 最大ファイルサイズ:15MB

  • 対応ファイル形式:TXT、Markdown、DOCX、HTML、JSONL、PDF、CSV、Excelなど

Webページからのデータ取得

FirecrawlとAPIキーを使って、Webページのデータを取得し、ナレッジベースに登録できます。 企業が自社のWebサイトの情報を使って、チャットボットやインテリジェントな検索システムを構築する際に特に便利です。

具体的な使用例: 社内ドキュメントの活用

  • 上記の手順で、社内ドキュメントをナレッジ登録したあとそれを利用したチャットbotの開発を簡単に行うことができます。

社内チャットbotの開発

  • 「スタジオ」を選択します。

  • 最初から作成を選択します。

  • 「チャットボット」を選択

  • アプリのアイコンと名前

    • 任意のものを入力してください。

  • 最後に作成するを選択

  • コンテキストの「追加」を選択


  • 先ほど追加したナレッジを選択し、右下の「追加」を選択します。

  • これであとは、右下の部分でチャットを行うことで、ナレッジを使用した社内botが完成します。

まとめ:Webページも活用してLLMをパワーアップ!

Difyのナレッジベース機能は、LLM (大規模言語モデル) のための外部知識データベースとして、多様なドキュメントを一元管理し、ユーザーの質問への的確な回答を生成します。 従来のドキュメントに加え、Webページデータも活用できるようになったことで、FAQサイトやカタログサイトなどの最新情報を反映した、より精度の高い回答が可能になりました。

主な機能と利点:

  • 多様な形式のドキュメントをアップロード・一元管理

  • アプリケーションへの統合で、シームレスな情報アクセスを実現

  • RAGシステム開発に対応し、大量データから最適な回答を生成

  • Firecrawl連携でWebページデータを自動取得し、ナレッジベースを常に最新状態に維持

社内ドキュメント活用例:

ナレッジベースに社内ドキュメントを登録することで、簡単に社内チャットボットを開発できます。 Difyの直感的なインターフェースにより、専門知識がなくても、効率的な情報共有と質問応答システムを構築可能です。

Difyのナレッジベース機能は、LLMの可能性を最大限に引き出し、ビジネスの効率化とイノベーションを促進する強力なツールです。 Webページデータの活用により、常に最新の情報に基づいたサービス提供が可能となり、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

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