乳ガン日記17 ～術後の治療方針が決まりました～
こんばんは。Ottoです。
昨年11月に乳ガンが発覚、先月に手術を終え、現在は肩の可動範囲を戻すべく集中的にリハビリ体操に励む日々です。
過去の日記は下記のマガジンから御覧頂けます。
今日は、摘出したガン細胞の病理検査の結果と、それを踏まえた今後の治療方針も伺ったので、そのことを綴ってまいります。
さて、今日ようやく摘出したガン細胞の病理検査の結果が分かりました。
今まで私の乳ガンについて「ホルモン受容体陽性」であることは把握していましたが、ついにサブタイプも判明しました！
結論から言うと、ルミナールBでした！
つまり放射線治療、抗ガン剤治療、ホルモン療法が必要ということになります。
手術後に「腋窩リンパ節郭清もやりました」と聞いた時点で、ほぼほぼBだろうと思っていたので「ですよねー」という感じで、そこまでショックではありませんでした。
また治療のスケジュールも決まりました。
ざっくり説明すると以下の通りです。
①抗ガン剤治療（約4ヶ月半）
↓
②放射線治療（20回～30回）
↓
③ホルモン療法（約5年間）
術後の治療の流れについては実際に聞くまでイメージが湧きませんでしたが、今日この流れを聞いて「あ、放射線治療までリハビリ体操に励む期間が増えた！」と気持ちが明るくなりました。
正直のところ、まだ肩の可動範囲が万全と言えない状態なんですよね…（苦笑）
「この状態では放射線治療はまだお預けです」なんて言われたらどうしようかと少し不安でしたが、幸い何とかなりそうです。
認定看護師さんからリハビリ体操の新たなアドバイスもいただいたので、引き続きリハビリに励みつつ、まずは抗ガン剤治療から頑張ってまいります！
認定看護師さんは本当に丁寧に一つ一つ説明してくださり「今日も沢山聞いて疲れたかもしれないし、選択肢も色々あるから、ゆっくり考えてから治療開始でも大丈夫ですよ～」と気遣ってくれましたが、特に何の迷いも無かった私は「もう始めます！」と返事したので、ついに術後の本格的な治療が始動します。
ということで、スケジュールの確認後は早速、抗ガン剤治療前の採血と、肺炎球菌ワクチンを接種してもらいました。
抗ガン剤治療を始めると白血球も減り免疫力も低下するので、この御時世は感染予防対策の一環として肺炎球菌ワクチンの接種も推奨されているそうです。
これは任意ですが、やはりコロナ禍の状況を鑑みると必要だろうと判断、今日もう接種してもらいました。
新型コロナのワクチンの副反応に比べたら、この肺炎球菌ワクチンも、インフルエンザのワクチンも、多少の腫れなんか可愛いもんだな～と愛おしさすら感じます（笑）
肺炎球菌ワクチンに至っては、免疫として馴染めば約5年間は効果が持続しますもんね。
生きるためなら、このくらい何てことないです。
採血の結果が特に問題なければ、いよいよ抗ガン剤の服薬開始！です！（約2週間後の予定。）
ところで、乳ガンの諸先輩方のブログ等も色々拝見しておりますが、皆様の仰る通り「術後が本格的な治療の始まり」だと、カウンセリングからも実感しております。
抗ガン剤治療も、放射線治療も、ホルモン療法も、少なからず副作用が付きものです。
抜け毛、倦怠感、更年期障害のような諸症状、etc.ありますよね。
それらに対する受け止め方、向き合い方も、本当に本当に人それぞれです。
ちなみに私の場合は、年齢的にもう厳しいということと、そもそも昔から妊娠出産に命をかけたくないという思考なので、妊娠という選択肢は放棄しました。
その辺りは彼氏も理解してくれているので、何の迷いも一切ありませんでした。
（※妊娠を希望する患者さんには、その人に合った妊活も含めた治療法もちゃんとあるので、妊娠を考えている場合は気軽に主治医に相談してみて下さいね！）
何も知らないまま、いきなり新たな治療に臨む度に戸惑うより、事前の情報収集をして心積もりしておくだけでも精神的に結構違うのではないかと思うので、私はまず色々調べた上で「よし、腹を括るか！」と前向きに臨もうと努めております。
今はもう「学術的な興味から新たな知見を得る楽しさ」で生きている感じです。
勿論、最初の胸のしこりに気付いた時の絶望感は筆舌に尽くし難いもので泣きましたが、冷静に乳ガンに関する正しい知識を学んでいるうちに「患者さんの意志を尊重したオーダーメイドの治療が可能なくらい、治療の選択肢は豊富なんだ！」ということを知ってからは、余計な心配や不安は一気に減りました。
抗ガン剤治療、果たして一体どんな感じなんでしょうかね…。ドキドキ…。
私、服薬後は基本スキンヘッドで、寒ければニット帽をかぶり、オシャレしたい時はウィッグを楽しみたいです。
今日の日記は以上です。
これからも更新お楽しみに！です！
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