ニコリ本誌185号のオモパ
最初に:ニコリ本誌の185号を買いましょう!!!
新年早々懲りずに酒を2缶も入れてしまった酔っぱらいたれぱんだです。その勢いのまま書いたオモパコーナーの感想記事(不定期)です。
まずはなんといっても「シンカミノ」二軍昇格決定といううれしいお話。皆様のご支援のおかげであります。
この二軍期間でじっくりと、いろんな方向に醸成されて「進化」していってくれれば、と思います。そろそろ17x17やジャイアントでも胃もたれしない作風はいけるのか確かめたいところ。
さて、前回(184号)の感想記事はサボってしまったので、前号残留組から。
例によって、自分の好みによって感想の分量の差が激しいので、そこはすみません。
「おれだんご」
動線を複雑にからめることができるのは良いと思いますが、気を付けないとただややこしい・解きにくいだけの問題にもなりかねない諸刃の剣なので怖いなと感じました。
量産向きだし解いていて楽しいのですが、作り終わった達成感が得られにくいのが個人的な気になるポイント。まあこれは単に自分の力量不足なだけだとおもいますが。
「ダンベル」
場所探しメインのあっさり風味の作風でありますが、ちょっとした変化球や手筋を入れようとすると一気に作るのが難しくなる印象。単発で解くぶんには刺激的なパズルですが、持続的な発展を考えていくと厳しそうな気はしました。
「見つめあう矢印2」
白全連結ルールと見つめあうシリーズとの相性がこれほどよかったとは。さっくり目のハイテンポ問題からじっくり玄人志向の問題まで幅広くできて、制作意欲そそられるオモパだと思います。
少し前の同作者様の「マルイチバツニ」「01コンパリゾン」あたりの、全連結モノの独特なフレーバーがなんとなく好き。もっと遊んでみたい。
「点プレート」
表出が細かく制御できるので難易度調整や別解・破綻調整は問題なさそうだし、シンプルな割に結構考える手筋があってびっくりしました。
ただ、ほかの手筋や展開が発掘されないままだと、時間の長きに耐えることがてきるか。
「フェイクアロー」
ウソワンと月か太陽の融合体のような、自分の性癖をつっついてくるルール構成でして、これはもう応援せざるを得ない。今号の推しです。
嘘ルール故のマニアックになりがち、自由部屋と記号自由配置ゆえの見た目のごちゃごちゃ感が気になっている点ではありますが、それ以上にいろいろできそうなので将来は楽しみです。
「サンサロード」
ここ最近「シンカミノ」中心にこってり系のオモパばかり作っていたので、味変としてあっさりめの作風。BOXで久々に「ぬりみさき」や「ぬりめいず」あたりを解いて、やっぱり淡々と塗るだけでも面白いよなあ、と思ったのです。
既存ルールの継ぎ接ぎでできたキメラ系オモパなので斬新さはないのですが、個人的には地味ながらもお気に入りなのであります。
というわけで、今回の新作枠はかなり豊作な回だったのではないかなと思います。
次の号もたのしみ。
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