見出し画像

【AとBを逆にする】キーコンフィグを根本的に変える方法【Steam】

ゲームの操作で困ったことはありませんか?ありますよね!きっと!
そう、ゲームパッドを使うゲームだと必ず直面する問題です。
AボタンとBボタン、XボタンとYボタン。
これが日本と欧米で逆なんです!
本当に困る!
しかし対処法が存在した!
ということで記事にまとめてみます。

冗長な話が面倒な人は、
結論というか変更方法が書いてある
 コントローラーレイアウトを活用する
の項目に目次から飛んでください。


コントローラーの変遷

ゲームの歴史はもうずいぶん長くなりました。
初期のパソコンゲームもありますが、
"ゲーム機"という括りでいうと、
ファミコンは1983年7月発売日らしいので、40年経過しています。
私よりも年上です。

ゲーム機と共に同時に長い歴史を積んできたものがあります。
それはコントローラーです。
それは紆余曲折を経て、
日本と欧米で逆ボタンになってしまいました!
どうしてこうなった!!!
簡単な流れでも書いてみたいと思います。
なお、専門家ではないニワカなので、
間違った情報の可能性もあります。

ファミコン
画像は用意できなかったので検索してください。
この時点では2ボタンです。右にAボタン、左にBボタンです。

スーパーファミコン
ここで割と見慣れたボタン配置が完成します。
右:A 下:B 左:Y 上:X
興味深いことに、
ファミコンとスーファミの海外版であるNESとSNESは
この時点では同一のボタン配置なのです。

迷走期
ここから各社いろんなものを出して、いろいろと動き出します。
ニンテンドー64は下:Aボタン 左:Bボタンとして
右上に4方向を指示するCボタンが登場。
プレイステーションは〇×△□の新機軸を打ち出す。
セガサターンは2列6ボタン、ゲーセンの筐体を思い起こします。
下列は左からABC、上列は左からXYZ。
そんな感じでこの期間は混沌とするわけです。
なお、迷走期という言い回しは筆者が勝手につけただけです。

現代
ここまで来て、ほぼ結論が出たらしく大体似たような配置に落ち着きます。
右側には4ボタン、これで確定しました。
任天堂は独自路線(ゲームキューブ)やWiiリモコンなどを扱いつつも
最終的にSFCに回帰して右:A 下:B 左:Y 上:Xになりました。
プレイステーションは終始マイペースでした。
右側に4ボタンの〇×△□のまま、
それどころかコントローラー自体が中身以外変わっていません。
XBOXなどを経てPCゲー寄りに展開したマイクロソフトが出てきました。
右側には4ボタン、右:B 下:A 左:X 上:Yです。

あっれー!?任天堂とマイクロソフトさん、なんか逆になってない!?

プレイステーションという2面性を持つ曲者
上記の文章の迷走期以前からゲーマーしている日本のゲーマーの場合、
Aボタンが決定や肯定、Bボタンはキャンセルや否定
という概念が強く刻まれています。
迷走期にあれこれやりましたが、
最終的にSFC配置に戻ったことで現代にも続いている伝統とも言えます。

これはプレイステーションにも引き継がれていて、
〇ボタンが決定や肯定、×ボタンはキャンセルや否定となっています。
単純にSFCからの流れを引き継ぐだけではなく、
日本では〇が正答で×が間違いと学校で使用されることからだと思います。

さて、ここでプレイステーションが海外進出するわけですが、
問題が発生したそうです。
海外の人の認識では〇が正答、×が間違いという概念はなかったそうです。
それどころか×が正答じゃないの?って話になったんだとか。
最終的に見た目は日本欧米で〇×△□の配置は同じですが、
日本は〇(右ボタン)が決定・×(下ボタン)がキャンセル
欧米は×(下ボタン)が決定・〇(右ボタン)がキャンセル
と中身が逆になることになったんですね。ここから断絶が始まりました。

欧米主体であるマイクロソフトは当然欧米基準にキー配置にするわけです。
・任天堂みたいにABXYにする!
・任天堂みたいにAが決定、Bがキャンセル!
・ボタンは配置は欧米基準で下が決定、右がキャンセル!
という結果、右:B 下:A 左:X 上:Yの配置、
欧米における基本的なキーコンフィグがこれで確定しました。

日本:Aが右ボタン 欧米:Aが下ボタン
日本ゲーマー大混乱の原因です。

別にソニーが悪いとかマイクロソフトが悪いとか
そういう主張ではありませんよ。各会社の勝手ですし。
ただ、キーコンフィグで困るのが私達なんです。
参ったもんね。

Steamのコントローラー

Steamでは任天堂ソニーマイクロソフトの
各会社の配置のコントローラーが使用可能です。
そして多くのゲームでは
ゲーム内でキーコンフィグができるようになっています。

さて、今回紹介するわけではありませんが、
例題に挙げるゲームとしてこちらのDeath's Doorを採用します。

かわいいカラスちゃんの死神ちゃんが
命を刈り取りにいくアクションゲームです。

ボス戦はとても面白いのですが、
ゼルダの伝説のように謎解きをしないといけないため、
謎解きシーンが冗長に感じました。

さて、このゲームは海外の会社が作っているようで、
基本的なコントローラー配置がマイクロソフト基準になっています。

当然ながらゲーム内でのキーコンフィグが存在します。
アクションゲームなのでABXで必死に戦い、
比較的暇そうなYボタンで話しかけたり扉を開けたりします。

ちなみに、最初に行ったように、マイクロソフト基準なので、
Yボタンと言っても、上ボタンです!NOT 左!
古来の日本ゲーマーの脳内コントローラーでいうとXボタンです。
この画面を見て、Yボタンを押すべく、
左ボタン(Xボタン扱いであり攻撃ボタン)を押して
剣を振り回すことになるわけです。

ということで現実と脳内の不一致に
憤怒しながらキーコンフィグを変えました。

するとどうでしょうか!

んおおおおおおお!(憤死)

今度はXボタンを押すべく、
上ボタン(Yボタン扱いであり攻撃に再設定したボタン)で
抜刀するわけです。

お利口なんだけどそうじゃないんだよ。

コントローラーレイアウトを活用する

では一旦ゲームを終了して、Steamを開きましょう。

1.変更したいゲームを右クリック、
  管理→コントローラーレイアウトを選択します。

2.新しいウィンドウが開くので、
  レイアウトを編集を選択します。

3.コントローラーレイアウトの詳細が出てくるので、
  あなたの趣味に合うように変更します。
  今回の問題を解決するために、
  AボタンをBボタン扱いに、BボタンをAボタン扱いに、
  XボタンをYボタン扱いに、YボタンをXボタン扱いにします。

4.キーコンフィグを変更する必要がなくなったので、
  キーコンフィグは初期状態に戻します。

はい、できました。
日本ゲーマーの脳内コントローラーに一致する左ボタンで
扉を開けられる上で、Yボタンが表示される状態になりました。

コントローラーレイアウトの機能は神です。
これがなかったらひたすら苦行を強いられることになるところでした。
様々なゲームでタイミングよくボタンを押せ!という指示がある場面で、
 1ボタンを押せ!(多くのゲームパッドだと上ボタン)
とかならまだ仕方ないねと慣れることもできますが、
 Xボタンを押せ!(そのうえでマイクロソフト配置で実際は左ボタン)
だと反応できません。ていうか普通に上ボタン押してミスします。

いやはや助かりますね。神機能です。
苦しんでいる人がいたらこの機能を伝えてあげてください。

いいなと思ったら応援しよう!