【Stellaris】ステラリスのネクロファージでプレイ日記①
キツネ帝国によるネクロファージの物語が始まります。
ロールプレイ風にそれらしく与太話をくっつけたプレイ日記となります。
1-1.人類文明は乗っ取られ、全人類は奴隷となった
我々Foxは寄生生命体である。
他者の肉体を乗っ取り、作り替え、我が物とする。
なぜ寄生するのか、という点は考えるだけ無駄なことだ。
我々はそういう生き物なのだ。
かつてこの惑星を支配していたHumanは、
我々のことを認知する事はなかった。
認知した頃には、もはや手遅れだった。
すでに各国の首脳陣は全てFoxによって置き換えられ、
大した抵抗もなく、我々の支配下となった。
それからしばらく……。
もはやFoxの方が多数派となった頃、
ついにFTL技術の開発に成功した。
ハイパーレーンという道筋を辿ることで、
隣の星系へと速やかに移動できるという技術だ。
我々が太陽系で留まっている時代は終わったのだ。
宇宙は、銀河は、我らFox Empitreの物となる。
1-2.昇格の儀式
寄生生命体である我らには自力での繁殖能力がほとんどない。
人類の中から有能な者を選抜し、
厳しい儀式を通じて我らFoxの一員として迎え入れるのだ。
見よ、儀式を終え、Foxとなった元人類の顔を。
憑き物の落ちたような晴ればれとした様子を見せている。
奴隷となり我らの下働きとして活動する人類だが、
我らにとっても欠かせない存在であり、
そういう意味では大事な家族でもある。
いずれ彼らも全て仲間へと組み入れるべきであろう。
最も、我らも一枚岩ではない。
奴隷である人類がいなくなってしまうと、
彼らが担っていた仕事を自身でやることになるわけだ。
どうするかは我らの指導者、
大預言者Kon ron Avelが神の予言を聞き取り導いてくれるだろう。
1-3.宇宙時代の派閥
派閥というものは政治において古くから存在するものだ。
かつて人類が支配していた頃にもそういったものは存在するし、
我らに支配権が移ってからも派閥は存在した。
そして2211年、宇宙時代における派閥が生まれたようだ。
片方は大預言者Kon ron Avel自身による排他派閥だ。
Fox第一主義を挙げ、異種族への市民権の付与を断固として拒否している。
現状では人類に市民権はなく奴隷である、
人類を変容させてFoxにした上で迎え入れることは否定しない。
現状を肯定しているという意味では当然の派閥だろう。
もう片方は科学者Hem tal Othによる権威派閥だ。
階級化社会と専制政治の維持を訴えている。
これも現状を肯定している派閥だ。
大預言者Kon ron Avelとも敵対はしない。
いずれも現状維持の派閥。
大した動乱は起こらないだろう。
1-4.正体不明の宇宙構造物を発見
2012年、調査船が活動を続けていたところ、
Belgium星系にて明らかに人工物だと思われるものを
発見したという連絡が届いたそうだ。
いままでにもいくつかの史跡は発見されている。
しかしいずれも史跡であり風化しつつある物だった。
今回発見された物は真新しく、そして稼働している。
この銀河に我々と同じような知的生命体が存在するということだろうか。
大預言者Kon ron Avelは警戒の予言を発した。
国境沿いにて宇宙防衛システムの構築を命じ、
防御態勢を備えるように通達した。
何者かわからない以上、
警戒するのは当然のことだろう。
その一方で科学者達は
例の構造物の製作者へのコンタクトを取るプロジェクトを提案した。
先手を打って話をつけに行く算段だろうが、
大預言者Kon ron Avelはそれを却下した。
果たしてどう出るだろうか。
1-5.奇妙な集合意識生命体
例の構造物を発見してから1年後、
2013年、我らの通信システムに割り込む形でメッセージが送られてきた。
どうやら例の構造物の製作者たる知的生命体のようだ。
現場の科学者が独断でモニターに繋ぐと、
この上なく奇妙で醜い生物が映し出された。
ファーストコンタクトを担うことになったその科学者によると、
彼らは菌糸類の知的生命体、
我らのよく知る物で言うとキノコから発生し進化したという。
我らと決定的に異なる点としては、
集合意識という奇妙な習性をもつ点である。
彼らは個体としての個は持たず、
種族全体がひとつの生命体、ひとつの意識を共有するという。
理解しがたい特性を持っている。
なんとおぞましい!
見た目もおぞましいが集合意識など理解できん!
科学者は嫌悪を隠すことなく言い捨てた。
彼らはこちらに対して友好的に接するつもりはないようであり、
こちらも相応の対応をせねばなるまい。
大預言者Kon ron Avelの警戒の予言のおかげもあり、
大規模な防衛基地が建設済であり、急襲される心配はないだろう。
大預言者Kon ron Avelはさらに軍備の命を発し、
宇宙規模の軍備増強を指示した。
かつて人類を諦めさせ抵抗させなくするために作った
武装宇宙船コルベット3機。
それが再び増産されようとしている。
それはそれとして、
独断でコンタクトを取った科学者の処分は
正体不明の知的生命体からのコンタクトについての
マニュアルや規定そのものが存在しないため、
ひとまずは不問とされた。
1-6.恐れる民衆
独断でコンタクトを取った科学者はやはり処分される可能性が出てきた。
彼が無防備に繋いだこともあり、情報が民間に漏れてしまったようだ。
民衆はキノコの化け物に恐れおののいているという。
大預言者Kon ron Avelの安寧の予言が惑星中に報道され、
パニックは治めることができたようだ。
しかし今後はどうなるかわからない。
いまは大預言者と輝かしい未来を信じるしかあるまい。
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排他主義なので、常に異種族を嫌うはず。
という雰囲気で送らせていただいています。
それにしても今回いい感じにキモいのが出てきたので、
嫌悪感を抱いてもしょうがないなと言うのが伝わりやすいかも。