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世界は美しく、駆け足

近所の小さな川沿いに、1年ぶりのソメイヨシノが美しく咲き誇っている。新型コロナウィルスが蔓延して、2年目の春である。
時間の流れが止まっているような、あるいは、止まっているのではなく、そのものがぽっかり消えてしまったような1年だった。


歳を重ねるごとに、確実に時の流れが速くなっている。肌感としては、もはや時間の最小単位は週という感じ。ドラマのワンクールすら、振り返ればあっという間。
したがって、おのれの精神や肉体は時の流れから置いて行かれているような感覚になっている。周りの40-50代には、36、7歳くらいのメンタリティのままで生きているひとが多くいて(本人達もそれを自覚している)、なるほど、私ももれなくそうなるだろうと思ったりする。

あーあ、来年の桜の季節も、私たちはまだまだマスクをしてるんですかね。
春ってなぜか1年後やら数年後やらに思いを馳せがちで、それは未来を思うことなのに、一方でノスタルジーであるようにも思う。

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