「順番」をつけるということ #雑記
江戸時代、相撲番付が誕生して以降、江戸後期には「見立番付」が流行しました。
料亭、観光名所などありとあらゆるものが番付されました。料理の手法も現代ほど発達していなかったことから「料理茶屋番付」などは地方から観光に訪れる人々に人気があり、当時の将軍も番付を参考にしていたといわれています。江戸の料亭は番付を上げるために日々、新しい料理方法、食材を開発するために努力を重ねていたそうです。
日本は、和を重んじる、といわれていますが、少し違和感がありませんか。
「和」
互いに気が合う。なかよくする。争わない。
番付をすることで、みんなが良いとするものを良しとする。同調、共感をする = 意見を参考にする
これは言葉の意味に近しいですが、一方で番付を上げるために競争する = 争い合う という要素があります。
ここに「和」という言葉からは、少し違和感があるんです。
競うということは、切磋琢磨してより良くなって、発展していくことに繋がるという正と、嫉妬や憎悪とう負があります。
数値化したり順位付けすることには弊害もあり、個人的に、この負の部分も文化として根付いてしまっている印象を持っています。
良いものは良いと素直に称賛し、自身も前向きに取り組む。そんな人で在りたいなと思っていますし、ひとりひとりがそう思えたらいいですよね。
評価は複数の軸、価値観があるので、良い評価をしてもらえたら嬉しい、評価されなくても気にしないくらいが丁度良いと思ってはいます。
ポジティブで楽な生き方をしたいなぁとぼんやり考えながら、今回の記事を書いてみました。
読んでくださってありがとうございます。
Suay