うまくやってく


海外で生活をした事のある人ならわかるかもしれません。

思い通りに事が運ぶことなどほぼないと!!笑


日本で生活をしていると忘れてしまいがちですが、日本社会は素晴らしい。
とてもオーガナイズされています。
電車の時間、バスの時間、お店のサービス、商品の注意書きなど。。。

私はブラジルでサッカー選手として生活をしてみて、日本にいる時よりも自分自身のキャパ(幅)が広がったという感覚があります。


日本にいた頃の私は試合前には何を食べて、何分前にはこのストレッチをして、トイレに行って、着替えて、ウォーミングアップをして、、、と試合前にけっこうキチキチ決めてやるタイプでした。
ルーティンという程ではないけど、これはやっときたいよな。というのが幾つかあった。


しかしブラジルではどうでしょう。

まず、朝食はパンとコーヒー。以上。
出発と言われている時刻にバスが来ない。
会場着いて10分ですぐ試合。

これが私がブラジルに行って初めての練習試合でした。
私のこだわりルーティンはあっけなく散ったのでした。笑

では、ブラジル人はどう過ごしているか。思い返してみます。

まず、朝食はパンとコーヒー。以上。

これは文化なのか、みんな朝は簡単に済ます。

出発と言われている時刻にバスが来ない。

あぁ〜バス来ないのね、じゃあ一回部屋戻ろう〜。と、一度は寮の前に集合したもののそそくさと自分の部屋に戻りリラックス。
リビングでテレビを見たり、みんなで話したりする選手も。

会場着いて10分ですぐ試合。

着替えながらバチバチコミュニケーション取って確認。
ウォーミングアップの集中半端ない。


ブラジル人は応用に強いのです。
いや、むしろ日常生活が応用問題だらけなのです。

バスの時刻表は、そもそも無いです。
待って、来たら、乗る。
シンプルイズザ・ベスト!
お店ではアピールしないと注文取ってくれません。
公衆トイレにはトイレットペーパーがある事のほうが稀。笑


そんなブラジルでは日本で生活していた頃の私のままでは通用しません。
いくらジャパンクオリティーを恋しがっていても、何も変わりません。

それに気づいてからはどんな時も対応できる準備と、柔軟さ、いい意味でのテキトーさを持っていこうと意識を変えてみました。

そうすると、自分の中のキャパシティが少しずつ広がっていく感覚があったのです。
〇〇じゃなきゃだめ。
よりも、
〇〇でも大丈夫。というほうがカッコイイよね。と思い始めました。
それは、経験と良い準備があるから言える言葉です。


本当にスゴイヤツはどんな時もすごい。
これはサッカーでも言えます。
どんなにピッチコンディションが悪くても、相手が誰だろうと、味方が誰だろうと、すごいやつは、いつでもすごい。

こだわりやルーティンが悪いとは言いません。
だけど、スゴイヤツはいつでもすごいんです。

どんな状況でもその時のベストを見つけて、うまくやってく。
なんでもいいよ!の一言で、何でもこなせちゃうそんな人になれるようにこれからもがんばりますー。





子育ても応用問題の連続なのです。
修行です。
うまくやってこう。♪








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