ライフイベント重なりすぎ問題
2023年、今年もよろしくお願いします。新年になって10日も過ぎてしまったけれど。
実はこの記事、去年の11月には下書き保存されてたんです。その時は「なんか今の私が書くには重い…」と温めすぎてしまいました。
誕生日と命日と
うちの上の子が私のお腹にいる時に、母が亡くなりました。ぶっちゃけよく衝突?摩擦?よくぶつかる母娘でした。手遅れの膵臓癌が見つかって、私は「里帰り出産は無理」「冥土の土産に顔みせてやりたい」なんていう私、姉、そして母の気持ちの狭間で揺れていました。
実際は、そんな気持ちの揺れすら待ってくれませんでした。娘が生まれるほんの2週間くらい前に母は旅立ちました。告知されて2ヶ月で。
大きなお腹でも入るフォーマルを探しに行き、売り場の人にギョッとされながらも、淡々と準備。そして通夜葬儀。「この子はお母さんの生まれ変わりね」、と言われる事がなぜかとても嫌でした。
捻れたヤキモチ
予定よりちょっと早く急遽帝王切開で生まれた娘。身の回りのことは随分と義母がやってくれました。
少し動けるようになった頃、足りないものを買いにベビー用品店へ。そこには、明らかに実母さんと娘(妊産婦さん)と思しき人が抱っこ紐の下見やら何やら…。
包み隠さず言えば、「ケッ」って思ってしまってました!でも母が生きていたとて上手く噛み合わなかったかもしれないのに。
偶然だけど
時は流れて4年後、幸いにして第二子の息子を授かりました。最初に帝王切開してるので、次も切らねばならぬという事情。となると、「手術日いつにする?」と主治医はえらいカジュアルに聞いてきました。候補は3つくらいあったかな…。この4年の間に義母が急逝して義父と同居というライフスタイルの変化があったのですが、その辺も含めて私が留守の間、よりスムーズに過ごせるのはココだ!と決めた手術日イコール息子の誕生日。それは4年前に母が他界した日でした。
「生まれ変わりね」砲はまたも炸裂しました。そりゃそうね。相変わらず超いやだったけど。
なんだかんだ
それから8年経って今に至る訳ですが、大抵これらのお誕生日やら命日やらが重なる季節は、私のメンタルは安定しません。やっとそのトンネルを抜けたので、今これを書いております。いつかその負の揺らぎもなくなって、凪になるのかな。まだわかりません。
とか言ってるうちに娘の小学校の卒業式が、父の命日(19年前)だってさ。それなりに歳を重ねれば、ライブイベントも重なるもの。それくらいのスタンスで居たいものです。頼んだぞ、将来の自分!!
【終】