お花

#32 回復するときを言葉にしてみたら、未来の自分へのプレゼントになった

先日「#私の回復じかん」という
ハッシュタグを見つけた。

生きる知恵を共有しあえるって
素敵だなあ、
誰かの知恵を教えてもらえるって
ありがたいことだなあ

思って読んでいた。

だから、ささやかだけれど
私も書いてみることにした。

回復したなあと感じるのは、
どんなときだろう。

誰かとお喋りした帰り道。
本を読み終えたあと。
一人で、その記憶を味わっている時間

過去について想いを巡らしたあと、
かもしれない。

場所はどこでもいい、気がする。

帰り道の電車の中でも、
川べりを散歩している時でも、
お風呂もいいな、
寝る前のお布団の中も。

自分だけの世界に入れること
大事っぽいなあ。
イヤホンで音楽を聴くのは無し。
カフェで鳴っている音楽はあり。
周りの音、であれば気にならない。


たとえば、
今日の #私の回復じかん は、
韓国で買ってきたお茶を飲んだとき。

TEA THERAPYというお店のお茶で
スタッフさんが淹れ方の日本語シールを
貼ってくれたので、そのとおりに
きっちり3分蒸らして飲んだ。

「元気茶」という名前と
ブレンドされている子たちが
好きなものばかり、という
奇跡的なお茶。

シナモンの香りとナツメの甘さが、
たまらなく美味しい、愛おしい。
ドライフラワー、なイメージ!

身体の中心が、ホカホカしてくる。
香りと味とをじんわりと愉しみながら、
ちょっと前にあった出来事に想いを巡らす。

韓国旅行の景色。
一緒に連れて行ってくれた
先輩の韓国への情熱や優しさ。

昨日のお喋り。
初めて不安を伝えてみたこと。

今朝のお茶のお稽古。
「一日花」のことを
現在しかない”今に集中するお花”、
と表現された先生の言葉。

こういう意味だったのかなあ。
それって、この話と繋がるなあ。
めぐりめくって、
いろんな過去を旅する。

私は、過去をもう一度紐解くこと
回復しているのだと思う。

誰かの一言、表情、
その空気、あたたかい気持ち

そんなものをゆっくりと
脳内で再生しながら、
そのときには気づかなかった感謝や
やっぱり好きだなあという気持ちが
心に広がっていく感覚

時には辛い記憶だったりするけれど、
それもゆっくりと振り返ることで
何か学びを見つけられることがある。

記憶に記憶を重ねることで、
私は回復していく
のだろう。

そしてまた、次への一歩を始める。
目線を上げて、遠くまで
見ることができるようになる。


ここまで書いてみて、
誰かの役には立たないかもしれないけれど
未来の自分にとっては役立つなあと思った。

まるで、プレゼントのよう

ちょっと疲れたり、
しんどくなりそうになったりしたら
過去を想う時間をつくってみよう。
美味しいお茶があれば、なお素敵だ。

この企画者であるsoarさんsoar tea
コンセプトもパッケージも素敵だから、
ここぞというときに
味わいたいなあと思っている。


photo:
韓国のお花屋さん。かすみ草が好きなので、ついシャッターを切った。韓国では、お花をカジュアルに贈るのが流行っていて、女の子がすこし照れ臭そうにお花を抱えているのが可愛かった。

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朱珠/Suzu Inamoto
サポートいただき、ありがとうございます! 有料noteを読んで、学びにして、また書きたいと思っています。