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Startup Culture Lab. 2024年度 #10 開催レポート

こんにちは!Startup Culture Lab.フェローの池田です。
 2025年1月21日(火)に開催された「Startup Culture Lab. 2024年度 #10」のイベントレポートをお届けします! 今回のテーマは 「多様性の価値を引き出す、心理的安全性の力」 でした。

登壇者

  • 石井 遼介さん(株式会社ZENTech 代表取締役)

  • 橋本 翔太さん(コミューン株式会社 共同創業者 / 執行役員)

  • 矢部 真理子さん(さくらインターネット株式会社 執行役員)

まず始めに石井さんより心理的安全性の基本についての導入

心理的安全性 とは、メンバーが自由に意見を述べ、失敗を恐れず挑戦できる環境のこと。これを高めるには、こんなポイントが大切です。

  • 意見を否定せずに受け入れる文化をつくる

  • ポジティブな姿勢で、建設的な議論を促す

  • 「ぬるい」雰囲気にならないよう適度な緊張感を持つ

心理的安全性が高まることで、社員が積極的に意見を出し、新たな価値を生み出すチャンスが増えます。

ダイバーシティを活かすには?

【さくらインターネットの取り組み】

  • バリューの策定と徹底的な浸透

    • 役員会でしっかり議論し、全社員に発信。

    • 「肯定ファースト」をベースに、活発な意見交換を促進。

    • 社員の評価制度にもバリューを組み込み、行動変容を後押し。

【コミューンの取り組み】

  • 心理的安全性の確保とダイバーシティ推進

    • 社員が自由に議論できる場を設け、人格攻撃ではなく建設的な対話を大切に。

    • 「ネクストウーマンリーダーズ」プログラムを導入し、女性リーダーの育成を強化。

どの企業も 「バリューの明確化」「経営層の積極的な関与」「評価制度との連携」 を大切にしていました。


経営層の関与が成功のカギ!

石井さんからの問いかけをきっかけに、経営層の関与の重要性が話題に。

  • バリューを組織に浸透させるには、経営層が率先して関わることが必須。

  • ワークショップや評価制度のアップデートを通じて、社員の行動変容を促す。

  • 経営層が自社の価値観を発信し続けることで、一体感が生まれる。

離職率を下げるには?

会場からの質問を受け、社員の定着率を高めるための施策もシェアされました。

【矢部さんの取り組み】

  • 毎月のサーベイや「田中ラジオ」で社員と双方向コミュニケーションを実施。

  • 定期的なキャリア相談で、社員が新しいチャレンジをしやすい環境を整備。

【橋本さんの視点】

  • 離職を「新陳代謝」と捉えつつ、社員一人ひとりの退職理由を深掘り。

  • 応援すべき退職と、引き留めるべき社員の線引きを明確に。

「社員と定期的に対話し、個々のキャリアに寄り添うことが大切」との声が多く上がりました。

スタートアップにおける心理的安全性とダイバーシティ

最後に、スタートアップにおける心理的安全性とダイバーシティの活用について、登壇者が強調したポイントをまとめました。

  • 心理的安全性はすぐに実現できるものではなく、長期的な視点で育むことが重要。

  • ダイバーシティを推進するには「言語化」と「仲間づくり」が鍵。

  • 経営層が率先して価値観を示し、組織全体に働きかけることが成功のカギ。

次回のStartup Culture Lab.もお楽しみに!
詳細が気になる!という方は後日アップ予定の事後レポートを一読ください。