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東大志望が東工大入試を考察してみた①

どうも、東京大学理類を目指して絶賛浪人生活中の「すすす」です!
今回は元東工大志望として東工大入試の分析、攻略法(?)的なのを紹介していきたいと思います。
※筆者は東工大に落ちているため、あくまで「東工大に受かるために独自で入試を研究した結果のおすすめの方法」という位置付けで考えてください。
落ちた人の話など不要という方は不快になるかもしれませんので閲覧をお勧めしません…
一応過去問ではここ10年分合格最低点は割っていなかったのですが…(小声)
落ちた身とは言え、東工大を実際に目指して受験した身なのでかなり解像度の高い対策方法にはなっていると思います。


・はじめに


まず初めに僕自身2024年度入試で東工大に落ちてしまったわけですが、原因はやはり数学です。東工大入試の科目別配点は数学300点、英語物理化学がそれぞれ150点の合計750点満点ですので数学が一番のキーポイントとなってくるわけです。僕は今年の数学が90/300(←敗因)英語100/150、物理80/150、化学100/150でした。逆に言ってしまえば数学が安定して高得点取れる方には東工大適性があるとも言えます。
では東工大に受かるためにはどうすればいいのでしょうか?今回は英語と数学について解説していきたいと思います。

・近年の東工大入試の傾向


大前提として知っておいて欲しいのが近年の物理の難易度のインフレです。2008年ぐらいまで遡ると物化共に難しい年はあるのですが、近年の東工大物理はかなりレベルが高いものになっていると感じています。東大もここ数年どんどん難易度が上がってますが東工大も物理の本質を重視するようになっていると感じます。
それとは真逆の傾向にあるのが英語です。英語は2024年度入試ではかなり易化したと各予備校も分析するように僕自身20年分近く過去問を解いた中で一番解きやすいように感じました。東工大英語は全体的比較的優しい傾向があるのですが、いわゆる超長文(2題合わせて3000words オーバー)であったり、文章の内容に合う選択肢を10個のうちから3個選ぶなどちょっと変わった問題もあります。東工大受験者はあまり英語が得意でない人が多い(入学式に元学園長が全部英語のスピーチをしたらしいですが)ので100/150を取れたら十分アドバンテージになりうると思います。

・科目別得点戦略


英語
先ほど述べたように東工大英語は若干設問が特殊です。東大のように細かく時間を区切って解き進める必要はないですが、もし時間配分を誤ってしまうとかなり失点してしまうリスクがあります。なぜなら東工大の英語は記号の配点が大きいためです。あくまで予想配点ですが各予備校の配点は記号は原則4、5点で記述は10-12点となっています。問題を見ればわかるように大問は2題で大問2の方がやや分量が少なくなっています。しかし、配点は年によりますが基本的に80点/70点のことが多いため僕は大問2から解き進めることをお勧めします。大問2に試験時間の半分以上を割いてもいいので確実に記号を正解し70点のうち8割から9割を安定させるのが大切です。そして残りの時間を大問1にあてましょう!
大問1についてですが、分量がとても多いためまともに読んでると時間内に終わらない可能性が高いです。なので多少雑に読むのもアリだと思いますが例年、文補充問題があるため段落ごとの要旨はしっかりと押さえておく必要があるでしょう。
設問別の攻略ですが、大問1、2ともに最後の問題が10個の選択肢から本文に合う内容のものを3つ選ぶ(大問2は8個のうちから2つ)というヘビーな問題です。ここでお勧めしたいのが「選択肢に先に目を通しポイント部分を和訳しておく」です
この方法は僕が英語の恩師に教わったものですが、かなり有効です!初めのうちは選択肢の内容把握や和訳に力を入れすぎて時間を使いすぎてしまったり苦労しましたが、慣れると本当に正答率が上がります。はじめの方でも書いたとおり東工大の英語は記号の配点が高いため記号の正答率で英語の出来が決まります。
是非実践してみてください!他の設問は一般的な解法で十分適応可能ですので英語については以上となります。

数学
数学は試験時間が180分で大問5題という構成でかなり余裕があるように感じるかもしれません。しかし、その分東工大の数学は「思考力」が試される問題や「計算力」が必要になる問題が多い印象です。ではそういった問題への攻略はあるのでしょうか?結論から言うと、僕には語るほどの実力がないのでわかりません()
今年の僕の点数を見てもらったらわかるとおり、僕は数学が得意ではありません(今年に関しては大失敗したため極めて低い点数です)なので今回は高得点を取る方法ではなく「0冠でいかに得点を伸ばせるか」を詳しく解説していきたいと思います。
まず第一に、東工大に限らず言えることですが「途中過程、方針の明記」がとても重要になってきます。噂レベルの話ですが、東工大のAO入試に超難問が出題された際、数学的帰納法で示すといった方針を明記してあるだけでかなりの部分点が入ったことがあるそうです。本当かどうかは定かではありませんが、大切なのは「いかにして自分はこの問題を理解しているかを採点者に伝えるか」が部分点確保の最短経路とも言えるでしょう!
また、同じくらい大切なのは「基本計算(微分・積分)はしっかりと正確な数値を導く」ことです。東工大はしばしば計算量の多いだけの問題(2024年度でいう大問3など)を出題することがあります。こういった問題を解く際に基本的な計算でミスをしてしまうと一気に点数を失ってしまうことがあるので細心の注意を払って計算するようにしてください。
時間配分、技術的な面で言えば僕は最初の30分は問題の吟味に費やすのがいいと思います。東工大とは言え年によってはしっかり取り組めば完答可能な大問があります。そういった絶対取らなければならない問題でしっかり落とさないようにするには「絶対解くべき問題の選択」が必須です。
以上のことに注意して答案を埋めることができたら完答できた大問がなくても150/300は目指すことができると思います。ですので全く歯が立たない問題でもわかってる部分はしっかりと記述するようにしましょう。

・最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は東工大の英語と数学について詳しく解説していきました!次回は物理・化学についてまとめていきたいと思います。(後日更新予定です)
冒頭でも書きましたとおり僕自身は東工大受験に失敗してしまいましたが、受験を攻略ゲームとみなして正しい努力をすればきっと合格が手に入れられるはずですので最後まで頑張っていきましょう!
(F)


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