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浅瀬の硝子

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ふと拾いあげる記憶のエッセイ
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エッセイ|浅瀬の硝子V_運動音痴だったこと

エッセイ|浅瀬の硝子V_運動音痴だったこと

今日の午後、窓を開け放していたら小学生らしい男の子たちの元気な声が聞こえてきた。なんとか君への応援と、運動会の歌。私にも歌った覚えのある白組の応援歌だった。もうすぐ運動会なのだろうか。たしかにそんな季節だ。

小学生の頃の私は運動がからきしだめで、足も遅ければボールも投げられず、体育は唯一の苦手教科だった。自分は「勉強はできて運動はできない子」だと思っていた。
中学に上がってもその苦手意識は拭われ

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