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30代で初スタートアップ!業界未経験でメディア編集者に?!

「今の会社にそれほど不満はないが、このまま居続けるべきか……?」なんて迷いが出始める、30代。「本当に今の仕事・会社が自分に合っているのか?」「やりたいことはないのか?」など悩まずに、しなやかな気持ちで、チームや組織だからこそ実現できることをまっすぐに追求する。

今回はそんな気持ちでスタイラーに飛び込んだメディア編集者、杉山 遼人(以下、Ryoto)に話を聞きました。

入社のきっかけは同僚との世間話?

ーー今までのキャリアを教えていただいてもいいですか?

Ryoto:最初はオフィスインテリアの仕事に就いていました。例えばオフィスのレイアウトを変更したいというニーズがあるところにヒアリングに行って、新しいレイアウトや什器を提案するみたいな。

その後に大学の友人が独立して、ECのセレクトショップを立ち上げるときに声をかけてもらい、転職することにしました。いわゆる楽天などの大手モール内でインポートのアパレルを販売する感じです。服がずっと好きだったということもあり、一度真正面から好きなことにチャレンジしたいなっていうのがあって、そこに4〜5年勤めていました。

ーーオフラインからオンラインになり、業種もガラッと変わってますね。

Ryoto:違いますね。ただ、そこはもう服に携われるっていうことの方が大きかったので、あまり未経験がどうこうというのは気にしていませんでした。

業務内容は、商品の受注が何件入っているかを確認して、問い合わせが入っていたらそれも対応しつつ梱包、発送、あとは入荷している商品とかを検品・撮影してサイトにアップしたり……。週末にはメルマガも配信したりしていました。

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ーー本当にEC運営全般をやっていたんですね(笑)

Ryoto:そうですね、会社自体ほぼ3人でやっていたので、業務内容も幅広く、他の大手企業でやるよりも深く関われていたんじゃないかなと思います。

ーーそこからスタイラーを知ったきっかけって何かあったんですか?

Ryoto:正直、きっかけはあまり覚えてなくて…(笑)。前職での世間話の中で、誰かが「ショップスタッフの提案をベースにやっているアプリがあるよ」っていう話をしていたような。

ーーメディア掲載などではなく、口コミベースで初めて知ったんですね!

Ryoto:それから「スタイラー」っていうワードが自分の頭に残っていて、Googleで検索したら、Tsubasa(代表取締役CEO 小関翼)さんのインタビューが出てきて。自分がECを5年経験してきた中で感じていた課題に対するひとつの答えを提示しているように思えて、ぜひ話を聞いてみたいと思いました。

ーーそのとき感じていた課題って?

Ryoto:ECをずっとやっていると、どうしても売れるものを探して、入荷したらお客様に販売するというループの中で、少し受け身的な感じになってしまうんです。自分の主観やセンスで「これがかっこいいです」とか「これが良いです」というメッセージが埋もれてしまいがちというか。

でも、今後は売り手側ももっとユーザーに楽しんでもらうための情報やコンテンツを発信して、積極的にメッセージを伝えていかないと服は売れないなというのを感じていたんです。

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前職でやっていたメルマガが、ライティングや編集でも活きた

ーーそれで入社に至るわけですね。最初はメディア部署にライターのアルバイトとして入ったわけですが、今までライターの経験などはなかったんですよね?

Ryoto:そうですね。記事を書くのも初めてでした。

ーーすごいですね。未経験分野への挑戦は大変でしたか?

Ryoto:僕の場合は未経験だったので、最初はアルバイトとして入社したんです。そのときに、ある程度会社の空気を体験できたことが大きかったと思います。

ーーライターとして大変だったことは?

Ryoto:今まで文章を書いたことが全くなかったわけではなくて。例えば前職では、サイズ感を聞くだけのメールの問い合わせでも、実際に自分で履いてみた際の感想はもちろん、個人的におすすめのコーディネート例なども盛り込んだりして、結構な長文で返信したりしていました。

あとはメルマガの担当をしていたのも大きいかなと思います。毎週、数字を見て、書き方を変えてみたりしていた経験はあるので、ライターもその延長という感覚はあるかも。

ーー結構似ているところがあるというか、勘所みたいなところは抑えられていたみたいな?

Ryoto:まあYuyaさん(マネージャー)とかの評価はわからないですけど(笑)

ーー逆に新しいことをキャッチアップしたこと、新しい経験だな、ということはありましたか?

Ryoto:編集長のShunsukeさんにもいつも言われるんですけど、前職だと書いた文章に対して客観的な評価をしてくれる人はいなかった。読者は「こういうふうに書いたら、こう思うはず」という風に文章を客観的にデザインするという視点は今までなかったんです。そういったことを教えてもらった、知ることができたのは大きかったですね。

一人ではなく組織だからできることを追求したい

ーースタートアップならではの新しさというか、前職との違いはありましたか?

Ryoto:他の会社から移ってきた方は別だと思うんですけど、僕の場合は最初のオフィスの仕事もECの仕事もそもそも人数が少ないんですよ。

最初の会社も5、6人程度だったし、前職のECも3人。スタイラーは30人いるので、よりチームワーク的な意味合いが強くなりますよね。

あとはShunさんが言っていたことで納得したことがあって。

「フリーランスで1人でやるとやっぱり業界に残せるインパクトが少なくなるんです。組織に入って、メンバー全員で同じ方向を向いてサービスを運営することで、より大きなインパクトを作っていける。それが企業に属するメリットだと思っています。(by shun hanioka)」

組織に属することをポジティブに捉えて、1人で行動するより大きな成果を追求するという視点はいいなあと。

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ーーいいですね、わかります。入社の決め手はありましたか?

Ryoto:入社の決め手は、正直かなり薄いんですよね…Yuyaさんが居酒屋で「もしよければ社員として働いてみませんか?」みたいな感じだったので(笑)

アルバイトのままでいるよりも、やれることの幅も大きくなるじゃないですか。自分にとっては、プラスになることしかないと思ったので「ぜひ!」という感じでした。

ーー即答だったんですね!

Ryoto:そうですね。「ちょっと考えます」とかなかったです(笑)

ーー今飲み会の話が挙がったんですけど、飲み会ではどういったコミュニケーションを取っているんですか?

Ryoto:飲み会は全然関係ない話で終わるときもありますし、ちゃんと各々のメディア論みたいな話になるときもありますよ。

ーー飲み会の回数も多いですよね(笑)

Ryoto:そうですね、基本毎週行ってます(笑)。他のチームより多いかもしれないです。普段の雑談も多いですし。

ーー雑談が多いチームは伸びるなんてデータもあるそうです。

Ryoto:雑談もなにかの新しい切り口になる、って言ったらかっこつけ過ぎかもしれないですけどね。いち生活者として、今何が気になっているかを意識することは、編集者としても大事なことなのかなと。特にShunsukeさんは、オフっぽい話を積極的に仕事のフィールドに持ち込んでくるので面白いです(笑)。

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ーー環境的にはどうですか?若い人も多いですし、当社ならではのところに違和感とかはありますか?

Ryoto:正直チラッとは思いました。多分(自分は)上から数えたほうが年齢としては早いので、年は上だけど経験は誰よりも浅いっていうところで、どういう振る舞いをすればいいのかっていうのも最初思ってはいたんですけど。

そこは良くも悪くも、メディアの部署含めみんなが積極的にイジってくれるというか、あまり壁を設けずにコミュニケーションを気軽に取ってくれる。そこは凄くスタイラーならではの良さだなと思います。

理想はファッションを多くの人が楽しめる社会

ーー確かにそうですね。いま現時点では業務内容としてはどういったことをしていますか?

Ryoto:これまではライターとして、ユーザーからの投稿をまとめる記事を執筆していましたが、今は編集者として今までになかった新しい企画を求められることが増えてきています。

どういう企画を出せば、FACYのユーザーには面白いか、または役に立つのかっていうことを考えなくてはいけないので、そこが大変ですし、今までやってこれなかった面白いところだとも思います。

ーーそこがやはり甲斐みたいな。

Ryoto:そうですね。難しいですけど。あとは、日経スタイルに月2本寄稿している記事も担当しています。FACYがカジュアルなら日経はややフォーマルというか。よりオフィシャルでカチッとした記事を書かなきゃいけないので、そこもまた良い経験になっていますね。

ーー日経スタイルは一通り、Ryotoさんのところでやっているんですか?

Ryoto:コーディネート主体の企画、FACYのデータを見て次のトレンドを予測する企画の2つがあるんですが、後者は企画から取材、記事執筆まで全部僕がやっています。

ーー最後になりますが今後スタイラーの中でやっていきたいこととかありますか?

Ryoto:そうですね。まず大きいところでいうと、Tsubasaさんの「情報の非対称性をなくす」という考え方に共感して入っているので、よりファッションを多くの人が楽しめるような環境・社会にしたいという思いがあります。

そのためにファッションに疎い人、興味はあるけどあまり良く知らないという人に対して、どういう切り口の企画を出せば届くのかというのは今後追求していきたいですね。

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スタイラーでは仲間を募集中です。一人ではなく組織だからできることを一緒に追求しませんか?



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