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手帳に広がる、私の航海の地図

航海日記を書くような気持ちで、手帳を開きます。

体の中にスゥっと風が吹き抜け、胸の内で帆がゆっくりと上がるのを感じながら、今日の風(自身の状態・様子)を読みます。


どうやら私はこの瞬間、無意識に手帳から顔を上げて斜め上を見ていることが多いようです。(最近、発見した私の癖)

視線は少し先を見つめているけれど、意識の向かう先はどこか別の空間。
心とともにその空間へアクセスし、そこから言葉をダウンロードしているような、そんな感覚です。

そこに無理な力みは必要なく、何かを「生み出す」というよりは、流れてくるものを自分という器に受け入れるような。

私はこの瞬間を《つながった》として、手帳の隅にメモを残しておきます。

この日はPCは持たず、自由な考え事をするためにカフェへ


手帳は本来、もっとロジカルに使い「行動をサポートするツール」なのかもしれません。けれども私の場合、手帳は「つながる場」であり、「空間」のような存在です。

自分の内なる声に耳を澄ませ、すぐそこの目標やちょっと先の夢に触れる。手帳は、その感触を手がかりに設計を書き出し、少しずつ実現へと近づけていることを可視化する、そんな場です。


手帳の中には、過去も未来も、今この瞬間も同時に存在していて。
すべての時空が、私を中心として交わっています。遠くにある願いを叶えるための、通過ポイントである「給水所」のようです。

自分のなかの言葉を書き出しながら、次の目的地へと向かう力をひとつずつ確認します。

手帳をひろげ、今日の風を受けて、私は私の選ぶ航路をゆっくりと進んでいきたいです。



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