外見のコンプレックスについて
今日は外見のコンプレックスについて
お話ししてみようと思います。
私はとても美人な母親の元に生まれました。
母は芸能活動こそしていませんでしたが、
道端で「元アイドルの○○さんですか?」
と声をかけられるほど。
成人の時に撮った写真は広告に使われ、
新卒で入社した大手の企業では
いきなり社長秘書に抜擢され、
「美人だ」と常に噂の的に
なっていたような人です。
私はそんな目鼻立ちのハッキリした母ではなく、
大らかな父に似ました。
思い返すと、
小学生くらいから
美しい母に似なかったことを
コンプレックスに感じていました。
特に象徴的だった出来事は
学校の授業参観の日のこと。
母が学校に現れるとクラスがざわつき、
「ねぇねぇ、あの綺麗な人、誰?
もしかして□□ちゃん(クラス1の可愛い子)の
ママかな?」
と盛り上がりました。
私はそこで自分の母だと知られるのが
とても恥ずかしくてたまらなかったのです。
穴があったら入りたい気持ちとは
このこと。
「私も綺麗になりたい...」
そう思うようになり、
お小遣いを握りしめて
こっそりコスメを買いに行きました。
そして毎日鏡を見ながら自分の顔を研究。
当時はSNSでメイク動画があるような
時代ではなかったので、
本や雑誌を読んでは
夜お風呂に入る前にメイクの練習をしました。
がんばって変化をつけても
なかなか変わり映えしなくて、
鏡の前で泣いたことも何度もあったけど、
自分の顔が好きになれたのは
ようやく大人になってからです。
彫刻のように美しい母のようにはなれないけど、
自分らしさを活かした
メイクやファッションがわかるようになり、
母と並んだ写真を人に見せても
恥ずかしくなくなりました。
むしろ「最近似てきたね」と言われることも!
(たぶん雰囲気が)
だから私は
「自分のいいところを伸ばせば、
みんな絶対美人になれる」と信じているんです。
女性は手間と愛情をかけることで
ちゃんと磨かれていき、
キラキラと輝きを放ちます。
これまでの歩みのなかで身につけてきたことを
お仕事やSNSを通じてお伝えすることで、
私と同じように外見にコンプレックスを
抱えている人のお力になれたらいいなぁと
思っています。
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