「サイゼで喜ぶ彼女」の件に対する中国人の反応
「サイゼで喜ぶ彼女」というテーマがTwitterで話題になっていました。どう話題になっていたのかを詳しく書くとアレなので、詳しくはこちらのまとめでもご覧ください。
個人的には、この手の話題からはなるべく距離をとるようにしています。この件についても、騒ぎが始まってからずいぶん経った今日になってもタイムラインがずっとサイゼサイゼ言ってるので、さすがにミュートワードに設定しようかと考えていました。
しかしその時、ふとある考えが浮かびました。「こんだけ騒ぎになってるなら、中国でも取り上げられてるんじゃないか?」と。
そこで僕は中国のSNSである微博を立ち上げ、検索窓に「日本 萨莉亚(サイゼリヤの中国語名)」と入力してみました。するとやはり、この件を紹介している投稿が見つかったのです。
投稿したのは日本のアニメ・ゲームの話題を中心に投稿しているアカウントです。投稿の内容としては、「この絵は支持を集めると同時に、小さい範囲では炎上もしてしまったようだ」と、集まった意見を紹介しています。
そして「大部分の人の争点は、デートでサイゼリヤのような店に行くのはどうなのか、ということに集中しているようだ」と冷静に分析しています。……なんか日本人として恥ずかしくなりますね。
微博の検索で見つかったのはこの一件だけなので、この件が中国で大きく話題になっているというわけではありません。いっぽうで、この投稿自体はこれを書いている現在で1,780件の转发(Twitterでいうリツイートに相当)、480件のコメントがつくなど、そこそこ拡散されています。
今日のnoteでは、そのコメントの中から面白かったものをピックアップして紹介してみたいと思います。以下、中国語の部分は読みやすいように大意を変えずに編集を加えています。また、翻訳は筆者による意訳で、正確性を保証するものではありません。
以上をご理解の上でお楽しみください。
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まず最初に目についたのは、こんなコメントです。
このコメントの意図は、要は「実際に論争が起きたのはサイゼリヤに連れていくのはアリかナシかじゃなくて、絵から男性の欲望とか悪意が透けて見えてきて気持ち悪いってことで炎上したんでしょ?」と、この微博への投稿内容自体に疑問を呈することでした。
しかし、こういったテーマはどこでも論争の的になるようで、ここから「人の描いた絵にイチャモンをつけること」そのものへの批判のコメントが続きました。
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