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結婚してなきゃ、とっくに日本に帰ってたかもしれない

松井博さんが、海外移住の難しさについて書いていました。

いやもう、ホントにそうなんですよ! ということの連続で、眼鏡がずり落ちるほど首を縦に振りながら読みました。

自分の経験と見聞きした範囲のことを総合すると、だいたい海外移住って最初だけ無駄な万能感に包まれるのですが、その国における社会のいろいろなことがわかってくるにつれて打ちのめされるようなことが増え、停滞する時期がやってきます。

そして、そこからの打開策を見出せなくなり、失意のうちに帰国する人も多いようです(その「敗走」エピソードはあまり語られることはないため、SNSにはやたらキラキラした海外バラ色生活の発信が目立つようになります)。

そんな中、自分が中国で気ままな海外生活を続けられているのは、自分に何かしらの優れた能力があったから……と胸を張りたいところですが、現実にはまったくそうではなく、ひとえに側にいてくれる嫁のおかげだなあ、と思います。

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