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子どもが生まれました。子が日中ハーフということについて、いま考えていること

突然ですが、子どもが生まれました。元気な男の子です。

出産にはフルで立ち会いました(昨日、一昨日とマガジンの更新をお休みしたのはそのためでした。お騒がせしました)。14日の早朝に産気づいて病院に行き、そこから24時間以上をずっと嫁とともに過ごし、15日の朝に無事に生まれてきました。長時間を戦い抜いた嫁、そして頑張ってこの世に出てきてくれた子を、心から尊敬しています。

生まれてきた子を初めて見た時は立てなくなるほどに涙が溢れてしまって、看護師さんたちに呆れられてしまうほどでした。初めて抱きかかえたときは、本当に自分の子なんだということを不思議に思いつつ、その愛らしい顔を見ているだけでまた涙が出そうになりました。

父親になったという自覚以前に、まだまだ知らないことやどうしていいかわからないことばかりなのですが、少しずつでも父親として胸を張れるように成長していければいいと思っています。

中国に住むなかで、この幸せな結果の一つにたどり着くことができたのは、ずっと一緒に支え合ってきた嫁、助けてくれる家族や友人、そして「中国にいる」という事実を僕にとってより意義のあるものにしてくれている、このマガジンの読者の皆様のおかげにほかなりません。

本当にありがとうございます。

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さて、日本人の僕と中国人の嫁の間に生まれたこの子は、日本と中国のハーフということになります(いまどき「ハーフ」という言い方がポリティカルにコレクトリーかどうかは別として。一般的な呼称として使っています)。

外国人と結婚してそれなりの年月が経つのに、いざ子どもが生まれてきてようやく「そっか、うちの子ってハーフってことになるんだよな」に思いが至り、そのことについて考えを巡らせています。今日はその思考の中身を少し書いてみようと思います。

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