中国に住む僕たちを悩ませる「身分証ブロック」について
昨日、地下鉄に乗った時のことです。
徹底したコロナ対策が行われている中国では、地下鉄に乗るのにも「健康コード」というものの提示が必要です。これは移動記録をもとに感染の高リスク地域に行っていないか、PCR検査が陰性であるかどうかなどが記録されたもので、スマートフォンから提示できるようになっています。地域ごとにコードの種類は違っていて、僕の住む広東省では「粤康碼」というのが必要です。
その日も、いつものようにスマホの画面から「粤康碼」を表示させて駅員に見せたのですが、なぜか駅員に止められてしまいました。そして、そばに立った看板を指差し、これをWeChat(中国ではほぼインフラ化しているメッセージアプリ)でスキャンしろと促されます。
どうやら、地下鉄に乗る際には別のコードが必要になったようです。先述の健康コードには地域ごとに設定されているもののほか、ある場所や施設で局所的に必要になるものがいくつも存在しています。場所ごとに提示を求められるものが違っていて、結構めんどくさいのです。
まあ、めんどくさがっていてもしょうがないので、とりあえず看板に描かれているQRコードをスキャンし、登録を試みた……のですが。
ここでいわゆる、中国において外国人が「あるある」として経験する、「身分証ブロック」に引っ掛かってしまったのです。
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