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「習近平思想の教科書」を読んでみた
記念すべき定期購読マガジン1本目は、みんなが気になって仕方ないであろう「習近平思想」についてのnoteになりました。はりきって行ってみましょう。
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少し前、日本の報道各局から「中国では習近平思想が学校教育に導入され、学生の頃から習近平や中国共産党への忠誠心を植え付ける教育がますます進んでいる。思想統制は強まっており、中国国民は戦々恐々としている」みたいなニュースが流れました。
これは大変です。中国共産党による支配がより一層強まろうとしているのです。隣国である日本も無関係ではありません。そんなに大変なことなら、その内容をじっくり読んで理解し、研究しなければなりません。
というわけで、新しく導入されたというその教科書を買ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1640998345142-btQ28guYzP.jpg?width=1200)
その名も「習近平新時代中国特色社会主義思想学生読本」です。長い。全4冊で、それぞれ小学校低学年向け、高学年向け、初中(中学校)向け、高中(高校)向けとなっています。
ちなみに、全部で30元(≒540円)もしませんでした。中国は教科書が安いのです。たったこれだけの値段でいま中国を揺るがす思想教育改革の根幹が知れるのなら、安いものです。
というわけで以下、中国在住者である僕が、これらの教科書を読んでみたレポートになります。気になるところをピックアップしながら、それぞれの学年向けにどんなことが書かれていることかを紹介していきます。
さあ、そこにはどんな思想教育が展開されているのでしょうか。
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