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中国のスーパー店員の態度に感じた、やはり自分は日本人っぽいなということ

困ったら近所のスーパーの話をすることでお馴染みの当マガジンですが、今日もついさっきスーパーで買い物をした時に起きた出来事を書きます。

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いま中国の大きなスーパーは、ほとんどの場所でセルフレジ化されています。僕の近所のスーパーも例に漏れず、10台くらいのセルフレジのところに店員が1人だけ配置されていて、人が会計をするレジは2、3列あるだけ(稼働してるのはほとんどの場合1台)です。

で、さっきセルフレジで会計をしようとしたのですが、持ってきた商品(袋詰めのみかん)の中に、バーコードが読み込めないものがあったのです。貼られているバーコードをスキャンしても、「この商品は存在しません」というメッセージが画面に表示されます。バーコードがない商品用の商品を入力するボタンもあるのですが、どうやらそこにも登録されていなさそう。

そこで店員を呼んで「すいません、このみかんが読み込めないんですけど」というと、店員はこちらの言い終わるか終わらないかのタイミングで「そのみかんは量り売りです!」と言い放ってきました。

少し説明すると、中国では重さあたり(通常は500グラムごと)の単価が決められた野菜や果物などを、必要な分を自分で袋に入れてその重さを店員に計ってもらう、いわゆる量り売りのスタイルが主流です。その計量はレジではなく、それぞれのコーナーで計量を担当している人にやってもらいます。店員の言いたいことは、あなたは本来量り売りの商品を図らずに持ってきたんでしょう、ということです。

しかし、僕の持っていったみかんは袋詰めであらかじめ値段が決まったものであり、値札のところにも袋ごとの値段が表示されていたものです。だから、僕は決して勘違いをしているわけではありません。なので「そんなはずはないから、確認してくれ」と言ったのですが、店員はこちらに来ようともしません。

この時点でかなりイラッとしてしまったのですが、言い争いになってもしょうがないし、そこまでみかんが絶対に必要というわけでもないので、みかんは諦めることにしました。

ただ、こちらはなんら間違っていないのに一方的に折れるのが悔しいという思いを捨てきれず、わざとらしくみかんをその店員の目の前に置いて「いらないから返しといてください!」と、少し怒り気味に言ってしまいました。

そして、僕は一緒に来ていた嫁と足早にスーパーを出ていきました。

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帰り道、嫁と一緒にさっきの出来事について話しました。

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