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中国人が自国のモノに誇りを持つ日
松井博さんが、中国での日本メーカーの苦戦について書いていました。
これは体感とも大きく一致します。
中国において、街中で日本車を見かける頻度は急激に減っています。地域差はあるでしょうが、少なくとも都市部では目に見えて日本車が減りました。理由はここにある通り、EVシフトの波に日本メーカー勢が乗り遅れてしまったことが大きいのでしょう。
ほんの数年前まで、うちのマンションの駐車場はほとんど日本車と言っていいほどの状態でした。しかしたったいま駐車場を見に行ってみると、かなりの部分が中国製のEVに置き換わっています。数えたわけではないですが、体感では15〜20%くらいがEVになっているでしょうか。これからもどんどん増えそうです。
中国ではここ10年ほど、EVやPHEVに大幅な補助金を出し、またインフラを整備してその普及を推し進めてきました。それもあって近年の自動車の新規・買い替え需要はかなりの部分がEVに取って代わられるようになったわけですが、その市場において日本勢は製品を供給できず、取り残されてしまった形です。日本製はそもそも選択肢となるモノがない、というわけです。
これまで日本は、基幹産業である自動車業界の雇用を守ろうとして思い切ったEV化へと踏み切れなかったと認識しているのですが、そのためらいのせいで今度は業界ごと撃沈の危機が迫っています。果たして日本はどうなるのでしょうね。いや、他人事で語っている場合ではないのですが。
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先ほども触れましたが、いま中国市場で伸びているのは中国製の国産EVです。テスラもそこそこ見かけますが、ラインナップが豊富な国産EVを見かける数の方がやはり多いです。
必然的に、これまでメジャーであった日本車から中国製のEVに乗り換える中国人が増えているということになりますが、単に車の売れ行きが変わったということ以上に、中国に起きている大きな変化があります。
それは中国人自身の、中国車に対するイメージです。
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