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名創優品とちいかわの炎上に感じる違和感

こんなニュースが話題です。

日本の人気キャラクター「ちいかわ」をめぐり不適切な動画を投稿したとして、中国の雑貨小売大手の名創優品(メイソウ)が謝罪した。

報道によると、ショート動画アプリ・抖音(ドウイン。中国版TikTok)の同社のアカウント「名創優品公式旗艦店」はこのほど「ちいかわ」とのコラボグッズを紹介する動画を配信したが、担当者がキャラクターを「藍色褲頭猫(青ズボン頭の猫)」「智障愛哭鼠(知的障害の泣き虫ネズミ)」「瘋狂怪叫兔(奇声を上げるウサギ)」など不適切な言葉を用いて呼称したことで物議を醸した。

上掲記事より

中国でも大きな人気を博していたちいかわですが、これまで国内では公式グッズの販売がなく、多くのファンが待ち望まれていました。

そこで名創優品という大手雑貨チェーンが名乗りを上げ、待望のグッズ販売となったということです。上海に開設されたコラボショップは、とてつもない盛況だったようです。

そんな名創優品とちいかわですが、プロモーション用の動画でドギツイ文言によってキャラクターを紹介したことで炎上し、謝罪に追い込まれてしまいました。華々しいグッズ販売のデビューに若干のケチがついてしまった形です。

ここで改めて、問題となった文言を見てみましょう。

・「藍色褲頭猫(青ズボン頭の猫)」
・「智障愛哭鼠(知的障害の泣き虫ネズミ)」
・「瘋狂怪叫兔(奇声を上げるウサギ)」

僕は炎上した動画を見れていませんし、それに対する反応もきちんとは追えていないのですが、やはり問題となったのは「智障zhi zhang」(知的障害)「瘋狂feng kuang」(発狂)あたりでしょうか。

ただ、このへんのワードって中国の人々の間ではわりと普通に出ます。「智障zhi zhang」はともかく、「瘋狂feng kuang」は英語で言う「crazy」のような、驚きやメチャクチャさを表現する言葉として普通に使われており、不謹慎なニュアンスはありません。

中国の人々はもともと冗談がキツく、また(いい悪いでなく)西側的なポリコレっぽい概念もあまり共有されていないので、軽い冗談の文脈でギョッとするようなワードが飛び出てくることも、それほど珍しいことではありません。だから、今回これらのワードが問題視されたというのは少し驚きました。

たぶん名創優品のプロモーション担当者も、ここまで大事になるとは思っておらず、普段の会話や冗談の軽いノリでこうした文言を使ったのでしょう。それがちいかわの世界観にも合うと考えたのでしょうが、いまひとつ世間的なコンセンサスを読みきれていなかったようです。

いまは何が炎上するかわからない世の中ですし、企業の人は大変ですね。

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さて、個人的にはこの炎上そのものよりも、この件について違和感を感じていることがひとつあります。

なんだったら炎上する前から、この名創優品とちいかわのコラボの話を聞いた時から抱えている違和感に、ずっとツッコミを入れたいと思ってきました。

そのツッコミとは、

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