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中国と「生体認証」のいま

こんな記事がX(Twitter)に流れてきました。

生体認証の利用が広がりつつあるというニュースです。いいですね。新しいものはどんどんやってみるべきです。

さて中国なんですが、生体認証がすでにいろんなところに用いられて久しいです。

小さい会社や工場でも勤怠管理(タイムカード)や入場制限が、かなりの割合で顔認証か指紋認証になっています。数年前から多くの会社で導入されているのを見るようになりました。日本の現状はわからないのですが、たぶん日本よりも普及率は高いと思います。

あとは高速鉄道に乗る時の自動改札や、病院などの施設に入るときの入場チェックにも顔認証が用いられたりもしています。このへんはコロナの時に導入が進んで、そのまま活用されいているという感じです。

企業や公共施設による活用だけでなく、生体認証は個人の利用シーンにもかなり出てきています。たとえば小区(団地)の出入口や、マンションの入り口のオートロックにも顔認証が採用されているところが多い印象です。

友人の小区で撮影。左の機器に顔を向けると認識し、ドアが開く

そのほか多くのコンビニなどでは、顔認証での支払いのための機器が置いてあるのをよく見ます。決済アプリから事前に登録をしておけば、顔を機器に向けるだけで、スマホすら出さずに決済が完了するというものです。半分とはいかないまでも、3〜4割くらいのコンビニには導入されているでしょうか。

近所のコンビニにて。左がWeChatPay用、右がAliPay用の機器

この写真を撮った下には、手のひらをかざすだけで支払いができる掌紋決済の機械も置いてありました。これは1年ほど前に運用が開始され、大きな話題になりましたが、すでに街のコンビニや個人店でも利用が進んでいるという状況です。

しかし残念ながら、これらの生体認証決済のサービスには中国の身分証番号が必要であり、外国人には利用ができません。したがって僕は利用したことがなく、一回やってみたいなあと思いながらいつも店員にQRコードを差し出しています。

かように、新しいテクノロジーがどんどん導入されている中国では、生体認証の利用も日本より格段に進んでいそうです。さすが中国ですね。日本も見習ったほうがいいと思います。

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……と、雑な海外出羽守ムーブで締めようかとも思ったのですが、ここでふと思い立ったことがあります。

というのも、たとえば上で挙げた顔認証決済や手のひら決済を実際に中国の人々が使っているシーンを、ほとんど見たことがないのですね。顔決済は記憶では数回くらい、手のひら決済に関してはたぶん1回も見たことがありません。

ただ、他人が支払いをしているのをまじまじと見ることなんてないし、ひょっとして気がついていないだけで結構利用されているのかもしれません。そこで、さっきの写真を撮らせてくれたコンビニのおっちゃんに、「この顔決済とか手のひら決済って、どれくらい使われてるの?」と聞いてみました。

するとおっちゃんの答えは、

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