「中国の業界規制」について、もうちょっと解像度を上げてみよう
「中国は変化が激しい」などとよく言われます。とりわけ、ある特定の業界への規制があるとき急激に厳しくなったりします。
たとえば、去年は教育業界に大きな改革の波が訪れました。「双減政策」と呼ばれる、子どもへの教育負担を下げる規制により、多くの学習塾などが閉鎖を余儀なくされました。新規開業はおろか、既存業者の増資すら認められていないということです。
かように中国ではある特定の業界に関して「今までOKだったものが急にダメになる」ということが往々にして起こります。
今日のnoteでは、これに関する解像度をちょっと上げてみます。
教育業界の変化の兆し
今年になって取り沙汰された教育改革ですが、実はその兆しは少し前から起こっていたといいます。
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