パッケージの外に出ることは、しんどいけれど得るものもある
野本響子さんのnoteが面白かったです。
日本からマレーシアに来る人が、「こうすれば大丈夫」というシステムや見本となるものがないことに不安を訴えるさまを見て、思うところを書かれています。
ここで野本さんは、「とりあえず従えばどうにかなる」日本という国の強固なシステムを「パッケージツアー」にたとえています。参加してガイドの言うことを聞いていれば、最低限の満足は得られるし、何より失敗することがない。日本を表現したものとして、言い得て妙だと思います。
日本の「パッケージツアー」性は、この前一時帰国した時に強く感じました。どこに行っても、何をするのでも誰かが手取り足取り、そりゃあもう親切に教えてくれます。黙って言う通りにしていれば、予想した通りの結果が得られます。
で、いちおう僕はこうした「パッケージツアー」の国を飛び出し、中国という国で暮らしています。
それでよいことばかりだったかというと、決してそんなことはありません。やっぱりパッケージングがあったほうがいいなあ、楽だなあと思うことも少なくありません。
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