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アメリカ人から見た中国が面白かった件
noteネタを探していて、こんな記事に辿り着きました。
タイトルは「中国に来る前にアメリカ人が知っておいた方がいい15のこと」といったような意味でしょうか。語学教師として北京にアメリカ人女性の記事のようです。
読んでいると、日本人が感じるようなことと似ていたり、かと思えば「え、そこが気になるの?」というようなこともあったりで面白かったので、今日はこの内容をシェアしてみたいと思います。なお、英語の翻訳はざっくり意訳です。
やっぱり気になる「中国は怖いとこ」問題
15項目のうち、真っ先に挙げられているのが「誰もあなたを憎んではいない」(Nobody hates you)ということでした。いわく中国の人々と交流する中で、自分がアメリカ人であることで嫌な思いをしたことはほぼない、ということです。これを書かなくてはいけない程度には、アメリカ人は中国の人々によるヘイトや差別を恐れている、ということなのでしょう。
このへんの感覚は日本人と似ているかもしれません。みんな、中国だと自分が差別されるんじゃないか、みたいなことを多かれ少なかれ思います。僕自身もそうだったかもしれませんし、自分が中国に住んでいることを日本人に話すと、「差別されないんですか?」「反日デモとか大丈夫なんですか?」と、少なくない数の人に言われた経験があります。
このへんは実際に住むとわかるんですが、日本でもそうであるように、〇〇人と見るや突然罵倒してくるような人は、ネット上を除いてほとんどいないんですよね(ちなみに中国のネットは日本と同等かそれ以上にヘイトがひどいです。その話はまた別の機会に)。その意味で、普段の生活の中で差別されたり、危険を感じるようなことは中国でもほとんどありません。
ただ、長く交流していくなかでどうしようもなく存在する壁に気づいたり、普段は隠れている無意識の差別的な感情や、積もり積もったヘイトを見たりするわけです。なので表面上は差別的なものを感じなかったとしても、それがすなわち両者が友好的にすごせるかどうかは、また別の話のようにも思います。
話が逸れました。同じく11番目の項目には、「政府は気まぐれにあなたを捕らえたがってるわけではない」(The government won't jail you on a whim)というのが出てきます。これも日本人の感覚に似てますね。「なんか怖い」「何もしてないのに捕まるかも」という漠然とした恐怖をどこかしらに抱えがちのは、中国に住む外国人におおむね共通しているようです。
これも普段の生活で意識することはほぼないし、そんなことを気にしていたってしょうがないというのは本当です。
ただ、前にも書きましたが日本で外国人が不当に拘束される確率が1,000万分の1だとすれば、中国では1万分の1くらいでそれが起こる、という程度の差はあります。この「どちらも取るに足らない確率だが、比較すると大きな差がある」ということをどう捉えるかが、各々の中国に感じるリスクの差なのだと思います。
言葉に感じる無理ゲー感
ここからは、日本人の感覚とはちょっと違うかもと思ったところです。
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