異文化と適応、僕と中国の関係
こんな記事をTwitterで教えていただき、ものすごく心に刺さりました。今日はこれを読んで感じたことを書きます。
この記事によると、異文化への適応には5つの段階があるそうです。以下にまとめます。
これを見て、まるで自分の辿ってきた道程をそのまま見ているかのような気持ちになりました。
最初に中国に出てきたころは、万能感のようなものがありました。「海外にいる自分ってスゴいかも」という自尊心が湧いてきて、毎日が楽しかった覚えがあります。身の回りにあるものはすべて新鮮で、しかもそれを肯定的に捉えることができました。これは上でいう①の段階です。
しかし、ある程度中国との「つきあい」が長くなってくると、そんなにいいところばかりでもないということに気づくようになります。そうすると、それまで自分を支え得ていた自尊心が失われてきます。同時に、それまでの反動として中国の悪いところが目につくようになり、これはおかしいんじゃないかと思うことが増えてきました。これは②と③の段階です。
そういった葛藤の時期を脱出すると、違いを消化し、是々非々で物事を見れるようになってきます。そうすると気持ちが楽になり、「日本的な自分」と「中国的な自分」を使い分けられるようにもなります。中国というものを自分の体内に取り込み、再構築することができた状態とでもいうのでしょうか。これが④と⑤の段階です。
まさにこうした心の変化を経て、いま僕は中国に居続けています。
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同時に、記事にはこんなことも書いてあります。
これを踏まえて、いま中国にいる自分はどんな状態なのか、改めて考えることにしました。
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