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中国のタクシーがここ数年でいろいろ変わった件
昔、中国のタクシーって、座席と運転席の間に、物々しい鉄格子がついてたんですね。
この動画のように、後部座席と前の席が区切られているものが中心ですが、助手席と運転席の間にある場合もありました。
上の動画は11年前にアップロードされたものですが、実際には6、7年前くらいまではこうした鉄格子付つきのタクシーが主流だったでしょうか。それが気づけば最近、こうした鉄格子をつけているタクシーはほぼ見なくなりました。
なくなった理由は、やはり治安の向上によるものでしょう。もともとはタクシー強盗など、運転手が危険にさらされる例(逆もまた然りですが)が多かったため、わざわざ鉄格子がつけられていました。
しかし今時はキャッシュレス社会で車内に現金もないし、そもそもみんな強盗をする必要がない程度に豊かになったので鉄格子がいらなくなったというわけです。
中国のネットを少し調べてみると、2010年代の前半くらいまでの記事では「鉄格子をつけていなかったのでこんな怖い事件が起きた」というのが見つかるのですが、その後鉄格子は必要かどうかという議論が始まり、最近(2010年代末期くらいから)になると、自治体やタクシー会社による「もうウチは鉄格子を外しました!」という自慢のようなものが目立ち始めます。
これ面白いな。ある時までは「鉄格子のないタクシーは危険」(つけてなきゃ罰金とか営業停止というのまである)という論調なのに、ある時を境にタクシーに鉄格子がないことを誇るような記事が多くなる https://t.co/hjNQqFBV4j pic.twitter.com/4G2RSZnqFx
— 華村@中国 「中国を言葉にするマガジン」更新中 (@stwtcpld) April 28, 2024
これは体感とも一致しており、この10年くらいだけを見ても中国の治安って劇的に改善したんだな、と感じさせます。
普通のタクシー、街にいない問題
……ということにふと気がついたので、「よし、これはnoteのネタにしよう」と決めたのですが、ちょっとそれだけではネタとして弱いかなと思いました。
そこで、実際のタクシーの写真を撮ったり、運転手のおじさんと「そういえば最近、タクシーに鉄格子がないよねえ」などとプチインタビューでもすれば、記事が充実するのではないかと思いつき、街にタクシーを探しに行くことにしました。
ところが、その段階でちょっと困ったことになったのです。
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