新絶対学力
糸山先生の新絶対学力を改めて読んでみた。
視考力
視考力とは視て考える力である。現代の子どもたちには考える力が育っていなく、計算はものすごく早く正確にできるのにいざ文章問題となると何を問う問題なのかが把握できずできない!と言って諦める生徒が本当に多いと感じる。これからの教育には視考力が必要であると断言したい。
できるとわかる
私ができるとわかるの違いを伝える時に生徒に出す問題として、
100+5×50 を計算してみよう。
と問います。ほとんどの生徒は350!と答えます。
では、なぜ掛け算から計算するのですか?と聞くと
誰も答えられません。
それは、できるけどわかってないからです。
続けて、文章問題にします。
太郎くんは、お小遣いで100円と50円を5枚もらいました。全部でいくらでしょう?
そして、絵図にしてみます。すると100円玉と50円玉5枚を描き、50円と5枚を先に掛けないと金額にならない事に気付きます。また単位に注意を向けると、掛け算は単位が違うもの同士を計算することができ、足し算は単位がちがうもの同士は計算できない事に気付きます。
このような演習を行いわかるとできるの違いを認識させたりしています。
ほとんどの塾や学校では、公式を教え、受験の技を教え込み暗記に頼りテストで高得点を取らせようとします。
確かに、小テストや定期テストでは良い点数が取れるかもしれません。
しかし、この方法を続けていくと、反射神経が高まり考える習慣がなくなっていきます。
これでは、これからの変化し続け、誰も予測できない未来を柔軟に乗り越えることができなくなってしまうのでは?と感じます。
わかるって何?
わかるって何でしょうか?
考えたことがありますか?
わかるとは、
頭の中にイメージができる事です。
わかっている人は式や文章、単語を頭の中にイメージすることができます。そして絵図に起こし相手に伝えることができます。
どんぐりクラブでは、リンゴとリンコで伝えています。
りんごはイメージできるが、リンコはイメージができません。
リンコの絵を描いてあげます。
かわいいネズミ🐭です。
すると、リンコについてわかるのです。
私はこの話から、生徒が発表する時は、必ず視覚情報を加えて話をする用に声掛けをしています。
これも体験ですが、SDGsのボードゲームを行う体験会に参加した時に、言葉だけで伝えられた時と、カードに書かれている絵を見ながら聞いた時では、見ながらの方が圧倒的に分かりやすいと感じました。
すごく当たり前のことを書いていますが、説明する時に言葉だけで話す事ってかなり多いと思います。
大人ならまだいいですが、、、子どもが子どもに教える時は確実に絵図を描きながら話した方が伝わりやすいです。
今日はここまで。
論文を書くためにダラダラ教育感を書いてあとでまとめよっと。