サウナに通い始めて気付いてしまったこと
去年の4月にオタク仲間にサウナへ連れてってもらって以来、徐々にサウナに目覚めサウナに通うことがライフワークとなった。
評判の良いサウナを巡ってはアプリのサウナイキタイにサ活投稿し、サウナハットやセルフロウリュ用のアロマ等のグッズを揃えたりするうちに、「ととのう」という感覚をバッチリ掴み、外気浴をしているときに「サウナは人生のセーブポイントである」と悟りの境地を開いたりなんかしちゃったりもしている。
サウナはテレビや温度計、注意書き、温泉の効能など意外と視覚情報に溢れており、私は裸眼だと全くそれらが見られないので、最近眼鏡をかけて入浴することにしたところ、そこで今まで意識していなかったあるものが見えてくるようになった。
それは他のお客さんのイチモツ。
湯船に浸かる、外気浴をしてる最中に目の前を通り過ぎる何本ものイチモツ。恥ずかしがり屋さん、大森林、右曲り、黒光り等様々で、ここまで個人差があるものなのかとこの歳になって新たな発見ができたことが少し嬉しくもなった。
都内のタトゥーOKの今どきなサウナに行ったとき。胸元にどデカいMETALLICAのロゴのようなタトゥーを入れた強面のおじさんにぶら下がっているイチモツのサイズがどんぐりだったのを目の当たりにした。イチモツが大きいことが男の勲章!みたいな時代錯誤なことはあまり思わないけど、METALLICAとどんぐりの対比から強面おじさんのこれまでの人生の片鱗を垣間見た気がして、イチモツの一本一本にドラマがあるのではないかと休憩スペースでぼんやりと考えたりした。
そして先日、凄いモノを見た。埼玉県内にあるサウナの聖地とも呼ばれる場所で、太古より聖域に棲む聖獣、見たものを圧倒しひれ伏せさせる、とてつもない大きさのイチモツ。
まさに魚肉ソーセージ。空にそびえるくろがねの城。
齢30前後の痩せ型、色白の身体にぶらさがる魚肉ソーセージ。名物の草津の湯に浸かっていたら、突如FF5のラスボスのネオエクスデスの如く、視界にゴゴゴゴゴ…と轟音を唸らせて姿を現す魚肉ソーセージ。開いた口が塞がらない、何を食ったらこんな化け物が生まれるのか。きっと大谷翔平のバッティングを間近で見て自信喪失したヤクルト村上くんもこんな気持ちだったに違いない。
はっきりいって自分の臨戦態勢時とほぼ同じサイズ。魚肉ソーセージが重力に逆らっていないあの様子から察するに、あれが平常時なのだ。これが臨戦態勢になったらどうなるのか、抱き枕サイズになるのではないか、もしかしたらぶん投げた柱に乗って移動する桃白白のようにイチモツをぶん投げてそれに乗って移動できるのではないかと、夢もイチモツも膨らむばかりである。
大きいことで不便なこともあるだろうけど、これだけのモノをもっていると生まれてくる時代が違えば一国の城主になってたかもしれない。脱ぐだけで自分のような人間を沸かせてくれるモノを持っているのが羨ましいとも思う。この話がルッキズムの助長になるのではと少し公開を躊躇ってしまうが、立派なモノも可愛いモノも、みんな違ってみんないいはずなので、今夜も自分のカクレンジャーソーセージを可愛がってあげたいと思います。
ちゃんちゃん(ちんちん)