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預言者イザヤの警告

 滅亡寸前のユダヤ国と現代日本の類似性について。
 

「天よ,聞け。地も耳を傾けよ。主が語られるからだ。『子らは私が大きくし育てた。しかし,彼らは私に逆らった。牛はその飼い主を,ロバは持ち主の飼葉おけを知っている。それなのに,イスラエルは知らない。私の民は悟らない』」(イザヤ書1-2・3)
 
 父を悲しませる子は親不孝者である。同じように,親なる神に背く民も親不孝者である。日本人は神を知らない。生ける神を信じない。それどころか,偽りの神を信じ,偶像崇拝に身を捧げている。日本人の偶像崇拝を「科学的合理主義」と呼ぶ。金の子牛を崇拝した古代人は迷信の民である。それ以上に,知的全能感に酔いしれる日本人は迷信の民である。
 

「ああ。罪を犯す国,咎重き民,悪を行なう者どもの子孫,堕落した子ら。彼らは主を捨て,イスラエルの聖なる方を侮り,背を向けて離れ去った。あなた方は,なおもどこを打たれようというのか。反逆に反逆を重ねて。頭は残すところなく病にかかり,心臓もすっかり弱り果てている。足の裏から頭まで,健全なところはなく,傷と,打ち傷と,打たれた生傷。絞り出してももらえず,包んでももらえず,油で和らげてももらえない」(イザヤ書1-4~6)
 
 神を失った日本は,必然的にボロボロになった。経済は低迷し,先進国中,唯一賃金が増加していない。財政は逼迫し,膨らみ続ける社会保障費が未来ある若者を虐げている。政治は機能不全に陥り,政治家は国民の生命・財産・自由を気にかけない。教師はロリコン化し,子どもを教え導く力がない。科学力は衰退し,AIどころかDX化さえ進んでいない。日本国家はまさに衰亡しつつあるのだ。
 

「お前の司たちは反逆者,盗人の仲間。みな,賄賂を愛し,報酬を追い求める。孤児のために正しい裁きをせず,寡婦の訴えも彼らは取り上げない」(イザヤ書1-23)
 
 国を正すべき政治家は,公金を横領して平気な顔をする。国民が貧困に喘いでいるのに,彼らは税金でのうのうと暮らしているのだ。しかも,ろくに仕事もせず,強健な志もなく,自分の当選ばかり考えている。小泉進次郎?無能な世襲議員は去るがよい。河野太郎?中国に日本を売り渡す売国奴,ケツの穴の小さい雑魚は辞めろ。石破茂?批判のための批判で生計を立てる裏切者,軍事関係者(自衛隊)に最も嫌われる軍事オタクではないか。山本太郎?知能指数の低い連中を扇動するだけのメロリンQ,地獄の門のたむろする蚊の類である(ダンテ「神曲」地獄篇)。公明党?日本を隣国に売り渡す邪教の政党,諸悪の根源である。
 

「私は,若い者たちを彼らの司とし,気まぐれ者に彼らを治めさせる。民は各々,仲間同士で相虐げ,若い者は年寄りに向かって高ぶり,身分の低い者は高貴な者に向かって高ぶる」(イザヤ書3-4・5)
 
 日本の衰退は政治家のせいだけではない。国民のせいでもある。見よ。国民相互の分断を。高貴な友情はもはや消え失せた。若者は年寄を邪魔者扱いし,年寄は若者の将来を気にかけない。富者の高慢,貧者の妬み,それを煽るマスコミや評論家。バカがバカ同士で言い争っている姿が現代日本の実状である。日本は平和な国ではない。ただ罪とイチャイチャしているだけなのだ。
 

「わが民よ。幼子が彼を虐げ,女たちが彼を治める。わが民よ。あなたの指導者は迷わす者,あなたの歩む道をかき乱す」(イザヤ書3-12)
 
 女性の地位向上による男女平等?は?笑わすな。男女が平等になったのは,女が向上したからではない。男女ともに堕落したからだ。男は女々しくなり,女は図々しくなった。男にもはや気概はなく,正義のために身命を賭す志もない。芯のある女性は消え去り,我の強い女が大量発生した。その結果として,女は男の上に立ち,子どもが両親の上に立った。完全なる秩序の崩壊である。
 

「主は仰せられた。『シオンの娘たちは高ぶり,首を伸ばし,色目を使って歩き,足に鈴を鳴らしながら小股で歩いている』それゆえ,主はシオンの娘たちの頭の頂をかさぶただらけにし,主はその額をむき出しにされる」(イザヤ書2-16・17)
 
 女性は本当の美を失い,みな売女(ばいた)の類になった。SNSに溢れる醜い顔の数々,身体を売る立ちんぼの群れ,パパ活か推し活か知らんが欲得にまみれた利己心の化け物。整形で顔をいじくり回した人工的な醜い顔。明治→大正→昭和→平成→令和と時代を経るに従い,女性は加速度的に下劣化しつつある。
 

「ああ。朝早くから強い酒を追い求め,夜をふかして,ぶどう酒をあおっている者たち。彼らの酒宴には,立琴と十弦の琴,タンバリンと笛とぶどう酒がある。彼らは,主の御業を見向きもせず,御手の為されたことを見もしない」(イザヤ書5-11・12)
 
 この国の人々は,外的刺激に酔っている。酒,タバコ,麻薬,ゲーム,アニメ,ギャンブル,風俗,夜を徹した空騒ぎ。量的刺激は加速する。もっと強い刺激を求め,もっと新しい刺激を求める。しかし,決して満足できない。本当の満足は神による良心の平安であって,外的刺激は心の空虚を満たすことができない。故に,快楽は快楽を呼び,徐々に身心が毒され,死に至って初めて止むのである。
 

「ああ。悪を善,善を悪と言っている者たち。彼らは闇を光,光を闇とし,苦みを甘み,甘みを苦みとしている」(イザヤ書5-20)
 
 祖国が滅亡する時,倫理的価値が完全に転倒する。正しい者が悪人と称され,悪しき者が善人と称される。正義が無視され,悪事が賞讃される。悪事に手を染めて巨万の富を得た者が絶賛され,正義のために孤独をかこつ者が蔑視される。真面目な者が馬鹿にされ,偽善者が讃えられる。ここに至って,国民は最終的な罰を受ける。
 

「泣きわめけ。主の日は近い。全能者から破壊が来る。それゆえ,すべての者は気力を失い,すべての者の心がしなえる。彼らはおじ惑い,子を産む女が身もだえするように,苦しみと,ひどい痛みが彼らを襲う。彼らは驚き,燃える顔で互いを見る」(イザヤ書13-6~8)
 
 西から神の鞭がやって来る。彼らは獰猛で容赦がない。百年かけた彼らの侵略計画は,必ずや成就するであろう。南シナ海が盗られる。東シナ海が盗られる。台湾が盗られ,沖縄も盗られる。日本はその独立を失い,中国の属国となる。戦う気概のない民族に未来はない。戦士の文化が消え失せた国家は,必ず滅亡する(マーチン・ファン・クレフェルト「戦争文化論」)。いや,既に滅亡したのかもしれない。日本人が武士道を失った時,この国はその根底から崩壊したのだ。
 

「立ち帰って静かにすれば,あなた方は救われ,落ち着いて信頼すれば,あなた方は力を得る」(イザヤ書30-15)
「イスラエルの子らよ。あなた方が反逆を深めているその方のもとに帰れ」(イザヤ書31-6)
 
 日本が救われる道はあるのだろうか?一つだけある。それは,生ける真の神に立ち帰ることである。イエス・キリストの父なる神に帰順することである。その時,精神は清められ,怠惰で安逸を貪る国民は神の戦士と化し,各人から勃興する道徳的エネルギーの奔流によって国家は再浮上する。日本国の滅亡も復活も,我々の信仰にかかっている。
 

参考書籍です。

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