販売者が複数の商品を取り扱っている場合に考えるべきことが、商品間の価格感度である。1商品の価格変更が、他商品の需要にいかに影響するかである。1商品の価格を下げたときに、当該商品だけでなく他の商品の需要も延ばした時、それらの商品は補完関係の商品といえる。
補完商品の例|ホットドッグのパンと中身
1商品の価格を下げたときに、当該商品の需要は伸びるが、それに伴って需要が落ちた商品は代替品といえる。
代替品の例|ペプシとコーラ
1商品の価格変更によって、他商品の需要が影響を受けない場合、それらは独立した関係にあるといえる。
補完関係・代替関係について、大学の講義ではちゃんと解説されていたのに、現実問題として、競合他社や強豪との比較にばかり目が行っていて、自社顧客の視点とずれていたのでは? 今、販売している商品で、この商品がこの価格なら、あちらを買うという代替関係になる商品は確実にあるけれど、それらの商品の管轄部署が異なる場合、部署間で価格の方向性や、代替関係を整理したことがなかったので、ハッとして、メモしました。