記憶のメカニズムってちょー複雑!
こんばんは。
今日めちゃくちゃ暖かったですね。
厚着していたのでめっちゃ暑かった…。
今日は「記憶のメカニズムってちょー複雑!」というお話です。
読んでてこんがらかってました(^^;;
こちらのプレスリリースについてです。
記憶のことなら『海馬』に
脳の記憶や空間学習については、『海馬』がその役割を担います。
※予測変換で社長がでてききてワロタ。
海馬では短期記憶が行われ、繰り返し使う情報については大脳皮質というところに送られて、長期記憶が行われます。
基本的にこの海馬 → 大脳皮質 という流れで長期記憶が行われるのは、寝ているあいだだそうです。
そのプロセスが夢となって現れるのでは?という考えもあるそうな。
そもそも脳に情報を伝えるには?
脳に情報を届けてくれるのが『ニューロン』です。
ニューロンの形は下のような感じです。
イラストはこちらのサイトから引用です。
https://laurel-note.blogspot.com/2018/12/Neuron-Synapse.html
ニューロン同士が繋がっていくことで、情報を受信・送信を行い、脳に情報を伝えたり、脳からの指令を筋肉に伝えたりします。
ここで、情報の送受信に必要なことがシナプスです。
シナプスとは、ニューロンの末端の丸い部分(終末ボタン)が、ほかのニューロンと接合した部分のことを言います。
そして、シナプスができるとき、受け取る側のニューロンにはスパインという受容体があります。
まとめると、送る側のニューロンの終末ボタンが、受け取る側のニューロンのスパインがくっつくことで、情報のやりとりが行われます。
この動きは、先ほどの海馬から大脳皮質へ記憶をする際も生じます。
さまざまな情報はニューロンの組み合わせと、その活動パターンで記憶されるようです。
例えば、視覚からの情報ならAのニューロンとCのニューロとDのニューロンが、それぞれつながって〜、といったイメージです。
ただ、問題なのがシナプスのレベルではどうなってるか分からない、ということです。
(いやどいうことやねんʕʘ‿ʘʔ)
シナプスの組み合わせも記憶に関わる
情報を送る側のニューロンの終末ボタンをa〜dと番号をつけて、受け取る側のニューロンのスパインに①〜④の番号をつけてみます(下図参照)。
なんとなーく察するかと思いますが、終末ボタンとスパインの組み合わせがいくつか出てきます。
a-①とかc-④といった感じです。
重要なのは、a-①という組み合わせと、a-②という組み合わせでは、やりとりされる情報が異なってくる、ということです。
要するに、記憶される情報によって形成されるシナプスは決まっている、ということです。
このこと自体はすでに予想されていて、シークエンス入力と呼ぶそうですが、実際に確認することができていませんでした。
今回の研究論文では、『世界で初めてシークエンス入力を確認した!』という内容です。
このシークエンス入力は、脳で観測される基本的な現象なので、より詳細なメカニズムを解明していけば、記憶障害の発症なども解明できると予想されます。
また、今回明らかになった脳回路を応用して、より高度な人工知能の構築にもつながると思います。
ていうか、「記憶する」という当たり前の機能が、こんなに複雑だったとは…
引用サイト
https://psychology-effect.com/
https://monowasure.eisai.jp/mechanism/02.html
http://www.scj.go.jp/omoshiro/kioku3/kioku3_1.html
それでは本日は以上となります。
最後までお読みくださりありがとうございましたー。
【おまけ】
ちなみに、この世でまだまだ謎に満ちているのが『宇宙』と『脳』らしいです。
何か1つ分かると、分からないことが10出てくるような世界です。
個人的には「筋トレしとけば何とかなんだろ」っていうスタンスなので、あまり関係ないですけどね☆