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秋のリトミックネタ1

~どんぐりころころ~



大正時代に作られたこの曲は、「日本の歌百選」にも選ばれています。
誰もが知っている曲ですよね。

秋の歌の代表ともいえる「どんぐりころころ」を使った
リトミックネタをご紹介します。

どんぐりころころの歌詞を知ろう

どんぐりコロコロ どんぐりこ~♪
子どものころ、そんな風に歌っていませんでしたか?
正しくは、どんぐりコロコロ どんぶりこ

ではこの「どんぶりこ」どんなオノマトペなのでしょうか。
桃太郎の「どんぶらこ~どんぶらこ~」と同様、
重みのあるものが水の中に落ちる様を表す言葉なのだそうです。
日本語って奥が深いですよね。

そして、どんぐりころころに3番がある事を知りました。

  1. どんぐりころころ ドンブリコ
    お池にはまって さあ大変
    どじょうが出て来て 今日は
    坊ちゃん一緒に 遊びましょう

  2. どんぐりころころ よろこんで
    しばらく一緒に 遊んだが
    やっぱりお山が 恋しいと
    泣いてはどじょうを 困らせた

  3. どんぐりころころ 泣いてたら
    仲良しこよしが おりてきて
    落ち葉にくるんで おんぶして
    急いでお山に 連れてった

この3番は平成に付け足された歌詞で、お母さんの愛情をプラスしたのだそうですよ。
おうちに帰れないのは可哀想ですものね。

リトミックでやってみよう

  1. 手遊びをしながら歌う

  2. テンポを変えて歌う

  3. フレーズを感じて遊ぶ

  4. じゃんけんをして遊ぶ

  5. ケンケンパで遊ぶ

  6. どんぐりマラカスを作って遊ぶ

  7. どんぐりを拾ってみる(補足リズム)

1.手遊びをしながら歌う

手遊び歌としても有名なので、皆さんご存知だと思います。
「どんぐりころころ どんぶりこ」の時に、
胸の前で腕をグルグルまわします。
「お池にはまって」胸の前で丸をつくりましょう。
「さぁたいへん」好きなビックリポーズ!!
「どじょうが出てきて」手でにょろにょろっとどじょうを作ります。
「こんにちは」ごあいさつ
「ぼっちゃん いっしょに」片手ずつ胸にクロスして
「あそびましょう」胸に手をあてたまま 左右に揺れる

2.テンポを変える

高いお山から転がってきたどんぐり や
小さなどんぐり
ふちょっちょどんぐり
さんかくどんぐり
などどんなどんぐりが転がるのかイメージを共有して遊べます。

例えば、高いお山から転がったら勢いがつくので
「どんぐり コロコロコロコロ」
ふとっちょどんぐりは
「どんぐり ゴロゴロ」
ゴロゴロ転がると、テンポもゆっくりなイメージになりますよね。
お池も大きくできるし、どじょうも大きいかもしれません。

ではさんかくどんぐりだとどうでしょう?
「どんぐり コロン コロン」
角ばった感じを伴奏で表現してみましょう。

3.フレーズを感じよう

4小節のまとまりを身体で感じてみましょう。
「どんぐりころころ どんぶりこ」までがワンフレーズです。

1.の手遊びで手を回す向きを反対にするなど、方向を変える事で
フレーズの切れ目が意識できます。
その際に、合図を入れないとならないのですが、この合図をアインザッツと言います。
アインザッツの入れ方も色々あり、子どもたちの反応速度に合わせて変えていくと良いですよ。

A,難易度の低いアインザッツ

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