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漢検2級でよく出る 対義語②

今回は対義語2回目です。前回同様、ひらがなから漢字を推察して
一緒に頭の体操をしながら語彙力を鍛えていきましょう🔥


問題

①軽快  ②飢餓  ③緩慢  ④炎暑  ⑤委細
⑥高遠  ⑦献上  ⑧総合  ⑨下落  ⑩古豪

<語群>
かし  とうき  そうちょう  ほうしょく  ひきん
ぶんせき  しんえい  じんそく  こっかん  がいりゃく 

答え

①軽快(けいかい) ⇔  荘重(そうちょう)
②飢餓(きが)   ⇔  飽食(ほうしょく)
③緩慢(かんまん) ⇔  迅速(じんそく)
④炎暑(えんしょ) ⇔  酷寒(こっかん)
⑤委細(いさい)  ⇔  概略(がいりゃく)
⑥高遠(こうえん) ⇔  卑近(ひきん)
⑦献上(けんじょう)⇔  下賜(かし)
⑧総合(そうごう) ⇔  分析(ぶんせき)
⑨下落(げらく)  ⇔  騰貴(とうき)
⑩古豪(こごう)  ⇔  新鋭(しんえい)

解説

皆さんどうでしたでしょうか。では、今回もあまり耳にしない語句を中心に
意味を記載していきます。
(番号は問題番号と同期しています)

飽食(ほうしょく)
 食べ物に不足がなく、食べたいものを何でも手に入れられる状態

酷寒(こっかん)
 耐え難いほどの厳しい寒さ。

☆極寒との違い
極寒:非常に寒いこと。また,冬のきびしい寒さの時期。
類義語「酷寒」「厳寒」  引用:三省堂現代新国語辞典(第三版)
私の感じたイメージでは、
極寒⇒気温が低く客観的にみても寒い様子を表す
酷寒⇒主観的に寒いと感じた際に使用する表現。
といった印象を受けました。
(※主観です。覚え方の参考程度に捉えてください)

委細(いさい)
 
詳細。細々とした詳しい事情。

概略(がいりゃく)
 物事の大体のあらまし。あらすじ。不要な部分を除きまとめたもの。
☆「概要」との違い
概要:物事における要点をまとめたもの。大要。
概略⇒全体の大まかな流れをまとめたもの。
概要⇒全体の要点をまとめたもの。  という違いがある。
(※こちらも情報収集後の主観になります。)
   
高遠(こうえん)
1)(物理的に)高くて遠いこと。
2)考えなどが広く深く、計り知ることのできないこと。理想が高い様子。

卑近(ひきん)
1)手近でたやすいこと。身近でありふれていること
2)高遠ではなくわかりやすいこと、 俗っぽいさま

下賜(かし)
身分の高い人が身分の低い人に与えること。
日本では天皇や皇族など高貴な方が国民に勲章や記念品、褒美の品、称号を与えることを指す。

騰貴(とうき)
円や物価、相場などが上昇すること
 

まとめ

2回にわたって対義語を取り上げてみました。
前回同様、対義語は一つではなく複数存在します。
主観にはなりますが、解答の語句の類義語(ややこしい…)について、違いを調べて記載してみました。
語句の意味を調べる時に一緒に調べていくと、細かな違いに気付くことができるかもしれません。
ぜひ皆さんも、「おや?」となんとなく意味の違いに疑問を持った際は
調べてみてください📱

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ次の記事にも会いに来てください。

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