プレゼンテーション1

[3日目]”繰り返し構文”について学ぼう!

はじめに
私たちStudy-Gazerは、あくまでも「processing」というツールを通して
読者の皆様が「プログラミングのイメージをつかむこと」「楽しみながらプログラミングの基礎を学んでいくこと」を目的としています.

1.「繰り返し構文」って何?

プログラムを何度か書いていると、何度も同じことを繰り返さなければならないコードの存在に気づくと思います.

・例えば、このような図形を描く場合...

line関数でいちいち入力して描くのは、めんどくさくありませんか?
そんなときには「繰り返し構文」を使いましょう!

size(900, 500) ;
strokeWeight(5);   //線の太さを変更
line(50, 400, 150, 100) ;
line(150, 400, 250, 100) ;
line(250, 400, 350, 100) ;
line(350, 400, 450, 100) ;
line(450, 400, 550, 100) ;
line(550, 400, 650, 100) ;
line(650, 400, 750, 100) ;
line(750, 400, 850, 100) ;

上記のコードが「繰り返し構文」を使うと以下のように簡略化できます.

size(900, 500) ;
strokeWeight(5) ;   //線の太さを変更
for( int i = 50 ; i <800 ; i += 100 ) {
line( i, 400, i + 100, 100 ) ;
}

ここでは「繰り返し構文」の一種、「forループ文」を使っています。
では、さっそく「繰り返し構文」について詳しく学んでいきましょう!

2.「forループ文」について詳しく知ろう!

forループ文を使うとき、()内にそれぞれ必要な条件を入力する必要があります.「初期化式 → 繰り返し条件 → 実行される計算」の順で入力し、
「;(セミコロン)」で区切ります.

初期化式
ここで「基礎となる値」を入力します.
その値を変数に割り当てて使うことが多いです.
先ほどのコードでは「i」をにしてますが、必ず「i」を
使わないといけないわけではなく、特に指定はありません.
繰り返し条件
ここで「繰り返しが行われる範囲」を設定します.
先ほどのコードでは、ループが「 i が 800未満の範囲」で
実行されるように入力しました.
実行される計算
ここで「 繰り返し条件の範囲内 で毎回 実行される計算」を入力します.
先ほどのコードでは「 i に100加算する」ように入力しました.

また、{}(波カッコ)注目してください.
この波カッコに囲まれたコードはブロックと呼びます.

{}内の コード(ブロック)
ここには forループ文 によって繰り返し実行される コードを入力します.
先ほどのコードでは「開始地点が( i , 400)、終了地点が( i +100 ,100 )の
 line を描く」と入力しました.

そして、それらは次のような流れで実行されていきます.

+α(プラスアルファ)
繰り返し条件で使える「<」のような演算子は関係演算子と呼びます.
以下がその一覧です.

「超過 or 未満」・・・「 > 」
or「 < 」
「以上 or 以下」・・・「>=」
or「<=」
「等しい」・・・「==」
「等しくない」・・・「!=」


3.実際にコードを書いてみよう!

では実際に「forループ文」を使ったコードを書いてみましょう.
「習うより慣れろ」です!

・以下の画像と同じものを作ってみてください.

ルール
・実行ウィンドウのサイズは「500×500」.
・背景色は「黒色」にすること.
forループ文を使ったコードにすること.
・四角形の縦と横の長さは「100×100」.
・四角形は「右に50」「下に50」ずつ移動させること.
・左上の四角形の開始地点は(50,50)にすること.


ーーーーー


できましたか?私のコードはこうなりました!

size(500,500);
background(0);   // 背景色の色を黒色に設定.
for(int i = 50; i<400; i+=50){
 rect(i,i,100,100);
}

上記の回答と異なっていてもルールに従ってできていたらOK!

+α(プラスアルファ)
繰り返し構文には「forループ文」のほかに「whileループ文」があります.

whileループ文
while(繰り返し条件){
  ブロック内のコード(ここに「実行される計算」を入力)

※「forループ文」とは違い、「whileループ文」は「繰り返し条件」が
 必ず終わりがあるものにしないとループは無限に続き、PCにものすごい
 負荷をかけてしまいます.(最悪の場合、PCが動かなくなる可能性も)

 ーFor exampleー
  int i = 50 ;
  while ( i < 400 ) {
  rect ( i , i , 100,100 ) ;
  i + = 50 ;
  }
実行する前にきちんと「「繰り返し条件」が終わりを迎えるものなのか?」と「ブロック内のコードに「実行される計算」を入力しているか?」を
確認することをオススメします.


おわりに

今回は「繰り返し構文」についてやりました!
繰り返し構文を使うことで「何度も繰り返さなければならないコード」
を短く、見やすくすることができます.
これから使うタイミングがたくさん出てくると思うので
覚えておくことをオススメします!

今回も見ていただき、ありがとうございました!
これからも一緒に楽しくプログラミングの基礎を学んでいきましょう!

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