高校数学図形問題BIG4(前編)
こんにちは、今回noteを担当する乾です。
簡単に私の自己紹介をしておくと、現在京都大学に通っている学生です。
受験勉強を通じ確立した「サルでも数学が解けるようになる」ノウハウの中から、今回ご紹介するのは
高校数学の図形問題が「計算ミスさえしなければ90%解けるようになる考え方」
というものです。
結論から言います。
「高校数学の図形問題を解く道具は4つしかない」です。
どういうことかというと、まず前提として、受験数学を解くという行為を分解すると以下の4つの段階に分かれます。
こちらについては、詳しい説明を別の記事で行いたいと思いますので、ぜひご覧ください。
図形問題に話を戻しますと、②の段階での「解くために必要な手段」はリストアップするまでもなくもう4つに絞られているということです。
さて、その4つとは何か
以下が答えです。
覚え方は自由で構いませんが、私は受験生の時には、
「ズケイハベザキフ、ズケイハベザキフ…」(図形はベザキフ)
と呪文のようにつぶやいていました(笑)
さあ皆さんもご一緒に
「ズケイハベザキフ」
もう覚えましたよね
さて、この知識をどういう風に点数に変えるかを説明します。
皆さんがある図形問題に出会ったとしましょう。
①入試問題について分析
まずこれを行います。詳しいやり方は別の記事で。
続いて、問題文を正確に分析した皆さんが行うのは、
②解くために必要な手段をリストアップ
ということです。ほかの分野の問題で、これを正確に行うのは、私の経験上かなりの訓練が必要です。
でも図形問題においてはもう私たちは魔法の呪文
「ズケイハベザキフ」
を知っています。
具体的にやることといえば、
図形問題をみたら、横に大きく 「ベ ザ キ フ」 とメモするだけ
です。これで②は完了。かんたんですね。
さて、③です。ここでやることは、4つの道具のうち、どれを使って問題と戦っていくかを決めるということです。
剣で勝負するのか、斧で戦うのか、はたまた拳ひとつで戦うのかを決めなくてはなりません。
当然皆さんは、
「相手に効果的なのはどういう攻撃なのか考え、その攻撃を与えるのに一番効果のある武器を選ぶ」という思考過程を経て、実際に武器を一つ選びます。
数学でも同じです。
「相手に効果的なのはどういう攻撃か」を考えるのが①にあたります
そして伝説の呪文「ズケイハベザキフ」によって召喚された武器が4種類並んでいる状態です。
つまりこれからやるのは、「一番効果のある武器を選ぶ」ということです。
これをするためには、それぞれの武器の特性を熟知しておかなくてはなりません。肝心のここをミスすると、巨人を弓矢一つで倒さなければならなくなってしまいます。でも実際多くの受験生が間違った武器を選択し、それほど強くない敵でも惨敗してしまいます。
今回はこれくらいにして、次回は
4つのうちから「一番効果のある武器を選ぶ」ためにそれぞれの武器の特性を学ぶ
をテーマに、敵を倒し点数をゲットする数学の面白さを実感していただけたらと思います。
それでは次回の記事でお会いしましょう!
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