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フランス スーパーマーケット楽し

フランスへ降り立って3ヶ月。まだ慣れたとはとても言えませんが、一つ一つ生活を自分のものにしていく楽しさを味わっています。今回は生活に欠かせない日々の食料品等の買い出し、スーパーマーケットについてお話しします。

パリ スーパーマーケット事情

渡航前のヨーロッパのイメージは、日曜日はお店が開かない、夜は早くに閉まってしまうなど、買い物には不便だという勝手な思い込みを持っていました。が、蓋を開けてみると、街には大きなスーパー、小さなスーパー、個人商店などがたくさんあります。しかも割と朝早くから夜遅くまで営業していて、全く困ることはありません。

野菜はこちらのスーパーが品物が良くて安い、お肉はあちらのスーパーが品揃えが良いなど、やはり一箇所では賄いきれませんし、同じ商品でもお店によって価格が違ってきます。時には何倍も違うことがあるのです。ケチな主婦としては歩ける範囲で使い分け必須です。ただパターンは出来てくるので、最初だけ吟味に時間がかかります。

今現在のパターンは、週一回、大きなスーパー(carrefour カルフール)での買い物をメインに、やはり週一回、中くらいのスーパー(Auchan オウシャン)で補って、あとはちょこちょことコンビニがわりに小さなスーパー(carrefour city カルフールシティや、monoprixモノプリ、franprixフランプリなど)で買い足します。

どのスーパも自社ブランドの品物があって、大手メーカーより割安で提供しているものもありますが、味や品質の違いを比較するのも一興です。また、アジアの食材を揃えているKマート(韓国系)には月に一回くらい訪店してお米や辛ラーメンを調達しています。

野菜ゾーン

全体的に日本の野菜と比較して、大きくてしっかりしている印象です。また、人参は人参の味がする!日本だと野菜はあまり味はしませんよね。また、日本には国産のほか、中国や東南アジア、アメリカ、オーストラリアなどからの輸入品が並んでいることが多かったのですが、こちらでは、フランスの国産、スペインやアフリカなど、今までは馴染みのない国の食材が並んでいます。

野菜売り場には、パックされていない野菜がゴロゴロとそのまま陳列されていて、価格はキロ単位で表示されています。それを買い物客は袋に詰めてはかりで重さを量り、重さに準じて出た価格シールを袋に貼ります。みんなが触って新鮮さや傷んでいないかをチェックするので、そのせいで野菜が傷んできたりすることもあります(笑)よく確認してから買わないといけませんね。

肉ゾーン

お肉は、たくさんの種類が売られています。牛、羊、豚、鶏、アヒルなど。そして、ソーセージがかなり充実している印象です。色々なソーセージがありすぎて、料理によって使い分けるのでしょうが、私は今まで馴染みがなかったのと研究不足のため、まだ手を出せずにいます。そのうち挑戦してみたいと思っています。

魚ゾーン

魚はさほど種類が豊富ではない上、日本と比べると値段が高く、あまり食べられません。私自身は魚が好きなのでちょっと残念です。やはり魚を食べるには日本はとてもいい環境なんだなーと思います。

チーズ、乳製品ゾーン

さすがフランス、チーズ陳列だけで一つの通路を独占しています。チーズの種類自体もたくさんですが、産地で分かれていたりもします。ヤギのチーズもたくさんあります。値段もピンからキリまでなので、私のようなチーズ初心者でもちょっと挑戦して色々な種類のチーズを食べてみたいなーと思います。

また、クリームチーズやヨーグルト、バターなどの乳製品もものすごくたくさんの種類が充実しており、その昔「切ったら牛乳が出てくるんじゃないの?」と言われていたほど牛乳や乳製品が好きな私にとっては、見ているだけで幸せになるテンション爆上がりコーナです。

ただ、牛乳そのものに関しては未だ日本で飲んでいた水準のものに出会えておらず、私に負けず牛乳が好きで、水代わりに牛乳を飲んでいた息子は、こちらで一切牛乳を飲もうとしません。「日本にいる間に一生分の牛乳を飲んだから、ま、いいか。」と言う息子に頭が下がります。

私は”TKG" 卵かけご飯が大好き。でもご注意下さい。フランスでは卵は生で食べられません。サルモネラ菌が存在するリスクがあるので、生で食べることは推奨されていなのです。日本人で生卵を摂取して病院送りになった例を聞きかじったことがあります。

そもそもこちらでは生卵を食べる習慣がありません。と思っていましたが、以前タルタルステーキ(生肉や野菜などをチョップして練り物にしたようなお料理)を食べた時には上に乗っていたような…。値段や品質は様々なので、食べられるものもあるのかもしれません。

売り場に並んでいる卵は紙のケースに入っていますが、結構な割合で中の卵が割れて水分が染み出していたりします。表から見てもわからないけど割れていることもあるので、必ずケースを一度開けて割れていないか確認をしてからカゴに入れます。

お菓子ゾーン

お菓子は、全体的に水準が高いように感じます。日本みたいに駄菓子的なものもあるのですが、マドレーヌやフィナンシェ、ガレット、マカロン、マフィン、カヌレなど、日本だと洋菓子店に赴いて購入するようなものがスーパに並んでいます。
スナック菓子やチョーコレートは値段が高めです。


と、色々見てきましたが、フランスのスーパーの買い物客を見ていると、食に関して求めるレヴェルが高いかもしれないなーと思います。妥協したくない雰囲気が見て取れるのです。健康への意識も高いような気がします。やっぱり美味しいものが食べたい!研究心がくすぐられる毎日です。



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