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スタジオ・ポージィのこれからを考える
みなさんこんにちは。野村です。
今回はいつものように何かをオススメするのではなく、これからポージィはどうなっていくのか、決まってもいないですし、僕の脳内で考えているだけのこともありますが、メモがてら記録して書いていこうと思います。
毎年リニューアルしない方法
以前ブログで書いたかもしれませんが、スタジオを毎年リニューアルしない方法を考えています。
そんなことしたらお客さんは飽きちゃうんじゃないの?と思われるかもしれません。しかしこうも考えられます。流行に囚われない普遍的な写真を撮ることができる。
元々写真館は昔からずっとバック紙というグレーや白やベージュなどのペーパーを背景に写真を撮ってきました。その時代は、どの写真館で撮ってもその背景だったのです。今思うと不思議な感じですよね。その時代はまだブランディングということも言われていなかったので、どの写真館で撮っても大差の無い状態でした。その後正確にはわかりませんが、おそらく5〜6年前?くらいから急激にハウススタジオと言われる、いわゆる貸切でオシャレなスタジオの人気が出てきました。まだその頃はハウススタジオは王道を外れたニッチな写真館という見方をされていましたが、韓国風の衣装やスタジオに注目が集まって、ハウススタジオがメジャーになりました。その後はポージィのような総合写真館(昔ながらの写真館)もハウススタジオに追いつけと言わんばかりに、オシャレなスタジオになるべく急速に方向転換をしました。
で、現在はというと、人気なのはハウススタジオで、アリスなんかは立地や店舗数では認知されていますが、感度の高い人はハウススタジオを選ぶようになりました。またインスタなどの普及により、都会や田舎関係なく、日本人全体の感度が底上げされたような気がします。ハウススタジオのスタイルというと、オシャレなスタジオで、尚且つ定期的にスタジオをリニューアルすることで、お客さんを飽きさせないという魅力があります。それを写真館業界全体が目指すもんだから、どんどんスタジオがオシャレになっていきました。
さて、それによってオシャレなお客さんは常に最新の流行を捉えたオシャレなスタジオで写真を撮れるようになりました。その一方で、流行は必ず廃れます。3年前、5年前に撮った写真が、昔の写真以上に古く感じるようになりました。
そして更にコロナがきたことにより、誰かと比較した相対的幸福より、流行とかじゃなくて、自分が本当に良いと思うかどうかの絶対的幸福の価値が高まりました。そうなるといよいよ、流行を追いかけてるだけの写真館の価値が下がっていくことになります。
そんなことを思いながら、すぐにはできないけど、スタジオ全面リニューアルの計画を練っています。結局リニューアルするの?って思われるかもしれませんが、このリニューアルを最後にリニューアルをしない(予定)でいます。
本当に良い写真を追求し、10年後20年後に写真を見た時も良いと思えるようなスタジオにしていきたいと思います。
またブランディング的にいうと再現性が低く、後から真似するスタジオが現れにくいものを考えておりますのでお楽しみにお待ちください。
EC
ECとはいわゆるネットショップです。写真館がネットショップをやるのはあまり聞かないと思います。とはいえ、ただの物販をやるつもりはなく、ポージィのお客さんがプラスアルファとして買っていただいたり、面白がって買っていただいたり、時にはファンの方が支援という形で買っていただけるようなものをできたらいいなと思っております。
まだ何も決まってはいないのですが、とりあえずECをやることだけは決めています。
ファンクラブの強化
ポージィはこのnoteのサークルという機能を使ってファンクラブを開いております。月額550円です。このファンクラブをどんどん強化していきたいと思っております。まだポージィからの一方的な特典を受け取るだけの会員さん同士がコミュニケーションを取り合ったり、ゆくゆくは写真館以外の事業もやる予定なので、その事業のファンクラブもこのファンクラブと統合して、写真館スタジオ・ポージィだけじゃなく色々な特典を受けたり、会員同士で盛り上がれたりできたらいいなと。
そんなこんなで、僕が今リアルタイムで考えていることをつらつらと書いてみました。いつになるかわかりませんが、これらが実現するのを楽しみにお待ちください。
野村牧人