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2021年スタジオ改装①
みなさんこんにちは。野村です。
今回は毎年恒例になってきているスタジオ改装について書いてみたいと思います。ポージィのスタジオは、写真館の中では少し広い方かもしれません。ただスタジオで重要なのは広さではなく、どれだけ色々な写真が撮れるかが重要でして、ただ広いだけのスタジオだと、むしろ移動距離ばかり増えて、写真が撮れなかったりします。ということを踏まえて、毎年もっとこうしたら写真のバリエーション増やせるよね!とか、こういうのが次のトレンドでくるんじゃない?など話し合いながら、スタジオを自分たちで改装していくのです。
その2021バージョンの改装の季節となってきたので、どうなっていくのかを何回かに分けながらお伝えできればと思います。
2020年のスタジオの課題と、2021年の改善点
基本的に改装をする際には優先順位をつけます。勿論、毎回全部変化を付けられたらいいのかもしれませんが、お金や時間の問題で、そうはいきません。
ですので優先的に改装するのは
・痛んできているところ
・思ったより使えなかったところ
・前回の改装でやりきれなかったところ
となります。
ではこの条件に当てはまる現在の場所はというと、痛んできているところはあまりないのですが、ドライフラワーのエリアと、自然光のエリアとなります。この2箇所の痛みが激しいのは、人気の撮影エリアということもあり、使用頻度が高いので痛むスピードも早いのは仕方ないですね。
ドライフラワーエリア
自然光エリア
思ったより使えなかったところは、ヴィンテージのエリアと、北欧のエリアです。ヴィンテージのエリアは毎年なんとか使おうと工夫をしているのですが、いかんせん光が悪く使いにくいのが問題です。これは写真を撮る上で最も重要なのが光ですが、どんなに背景を作り込んでも光が悪くて、いい写真が撮れない典型です。あるあるですが、インスタ映えスポットで写真を撮ってもイマイチいい感じにならないのは、だいたいこれが原因です。光が悪いと全てが台無しになります。
ヴィンテージエリア
北欧のエリアはというと、光は悪くないのですが、壁面を扉に囲まれているので、壁面を最大限活用できないのと、どうしても光の性質上、陰影が強くつくので、爽やかな感じではなく、少し暗めの印象になってしまう。いっそのこと暗めな印象で作り込むことも可能ですし、それが1番簡単ですが、ドライフラワーのエリアも、ヴィンテージのエリアも暗めなので、完全に暗くすると、撮れる写真のイメージが似てきてしますのが問題です。
北欧エリア
前回の改装でやりきれなかったところは、上の使えなかったところと同じで、ヴィンテージと北欧となります。そりゃやりきれかったら撮影するの難しいよねって感じですが。あとは、天井に幕を張って、蛍光灯など見えなくしたり、天井から大量に電球を垂らしたりなどが、やりきれなかったことです。
IKEAに買い付け
課題や改善したいところをいざ決めたら、次は買い付けです。ネットで買ったり、色々なお店を探したりもしますが、スタジオ作りで1番重要なのがコスパです。改装の頻度を落として5年に一回しか改装しなかったり、そこに人が住むとなれば話しは別ですが、毎年改装することを考えると、写真に写した時にどれだけいいかと、最悪来年処分することになっても問題ないコストとなります。そしてコスパとオシャレを両立しているのがIKEAなんです。まずIKEAで手に入る物はIKEAで購入して、IKEAで購入できない物(沢山あります)をネットや、別の店舗で購入します。勿論IKEAはオシャレですが、モロにIKEAと分かると、あまりにも庶民的すぎるので、IKEAで買ったけど、他の物を混ぜて配置したりすることによって、IKEA感を消したりするのも大事なポイントです。
やはりIKEAは北欧のお店なので、北欧のエリアの物が1番揃います。では、今の北欧エリアの問題点をより具体的に挙げて、IKEAで何を買ったのかを、もうちょっとわかりやすく説明したいと思います。
①無印良品で買ったイスが意外と邪魔
家族写真を撮影する用に2〜3年前に購入した平均台のようなイスが、定まった場所がなく、一応写っても問題なさそうな北欧のエリアに置かれていたのですが、一々動かすのも重いし、幅取るしであまり機能していませんでした。いっそのこと家族を座って撮れるようにIKEAでラグを購入してきました。
無印良品のイス
IKEAのラグ(ベージュ)
②子どもっぽい小物は、振袖の撮影の時に合わない
これは総合写真館あるあるなんですが、子どもから大人まで撮るので、どちらにも対応できるか、入れ替えたりできるインテリアではないといけないのです。子ども専門のハウススタジオなんかだと、あまり無い悩みかと思います。また、子どもと大人で背の高さが当然違うので、ベビーに合うように低い視点にも小物が必要ですし、大人が立った時の視点にも小物が必要になります。これを上手くバランス取るのが非常に難しいんです。ということで、どっちも対応するのを諦めて、動くワゴンに子供用の小物を全て乗せて、背景にしてもOKだし、その小物を撮影に使ってもOKとして、大人の時はワゴンごと移動してしまうという方法を取ってみようということになりました。
かわいいけど子どもっぽい小物
IKEAのナチュラルなワゴン
今年はそこまで大きな改装はしませんが、それでも来店されたお客様には変化を楽しんでもらえるようにはしたいと思っております。今回ご紹介した内容はほんの一部です。次回の更新もお楽しみに。
野村牧人