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すたじおぽっちは兵庫県明石市にある生活介護事業所です。

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すたじおぽっちは兵庫県明石市にある生活介護事業所です。

最近の記事

Iさんがいない月曜日。

2024年9月2日、月曜日。 ぽっちが始まって10年。 毎日、通っていたIさんが、今日から毎週月曜日に就労事業所へ通うことになった。 来所時、予定を見て「〇〇さんは?」と欠席者の確認。 10時・12時の点呼、午前の終礼の司会。 13時、体操教室のDVDを流し、真っ先に始める。 14時半には明日来る利用者名と予定をホワイトボードに記入。 15時20分、帰る前のトイレ。これが「そろそろ車に乗るよ!」の合図。 15時30分、「明日、〇〇さん〇〇さん…来ます。さようなら~。」と退

    • 10周年を迎えました。

      2024年4月1日。 すたじおぽっちは10周年を迎えました。 開所当初、定員10名(契約者数:23名)・スタッフ3名でスタート。 明石で初のアート活動をする場として意気込んでいたのを思い出します。 当時は、アート活動も”併用利用(複数の通所事業所を曜日ごとに利用する)”も明石では聞き慣れない時代。開いてみたものの、 「アート活動って何するところ?」 「アート=遊んでいるだけ。子供には“自立(=仕事)”させたい。」 「複数の事業所を利用する必要があるの?」 「就労の事業所に通

      • 紙ちぎり ひとつ。

        すたじおぽっちでは年に3回「ぽっちの花だより」という広報誌を発行している。パートのKさん・Yさんが、編集長&編集部員となって構成を考える。 今回、特集したのは「こだわり」。なかでも多くの方がなぜかしている「紙ちぎり」について。この「紙ちぎり」、障害福祉分野の方なら見聞きしたことがある、言わば“あるある”ではないだろうか。 紙ちぎりをするメンバーを改めて見つめてみる。 チラシを細かくちぎってペットボトルに詰める人、ボールペンで書きなぐった紙(スタッフはこれを作品とよんでいる

        • 表現がもたらすもの。

          すたじおぽっちが開所する前、私は入所施設の職員だった。私の勤務する施設では50名の様々な障害のある方が24時間365日、共同生活をしていた。朝7時にみんなで食事をとり、午前・午後と2階の活動部屋で作業をする。夕方には順番に入浴し、夕食が済んだら各自、就寝。軽作業や畑、散歩、季節の掲示物作りなど、その人の能力に合わせて班に振り分けられ活動をする。訓練の意味合いもあり、職員の指示に沿って利用者が活動。職員は参加状況や能力などを評価する。職員側の物差しで、何かが“できるようになる”

        Iさんがいない月曜日。

          今日の花

          はじめまして、すたじおぽっちです。 兵庫県明石市にある生活介護事業所。 様々な障害を抱えるメンバーが通う通所施設です。 主な活動は”表現活動”。 2014年4月に設立、今年で10年目。 当初はスタッフ3名・メンバー15名。 今はスタッフ11名・メンバー40名(1日の定員は15名)。 特にこの5年はコロナにスタッフの入れ替わり… ちゃぶ台ひっくり返すくらいの勢いで目まぐるしく変化。 10年前を知っているスタッフはとうとう私だけ…。 すったもんだに七転八倒しながら 「すたじお