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アクアマリン/海の色をした宝石
美しい3月の誕生石、水色の宝石「アクアマリン」のお話。
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その名の由来はまさに「海の水」
ラテン語の“水”を表す「アクア」、“海”を表す「マリン」から来てます。
確かに透き通った美しい青はまるでイビサ島のビーチのよう…!!
アクアマリンの小話
中世ヨーロッパでは蝋燭などの夜の光の中でも美しく輝いたことから「夜の女王」とも呼ばれていました。うーん、なんだかロマンチック。
なんと、マリーアントワネットがダイヤとともに愛していた石!
そして、月の女神「ディアナ」の石。
クールビューティー系女神様。太陽神アポロンはお兄ちゃん。
ギリシャ神話の中では「海が荒れた時、海の精霊の宝物が浜辺に打ち上げられた」と言われている宝石です。
生命の源である海に深い関わりを持つ石で、古代ローマの漁夫たちは「海難防止と豊漁」を祈願するお守りとしていました。
他にも、天使の石、人魚の石などの別名も持っています。
アクアマリンの意味
現代では「幸せな結婚」を表したり、コミュニケーションに関するエネルギーコントロールをしてくれるとして人気の高いパワーストーンです。
癒しのエネルギーも強く、滞ったエネルギーを無くしてくれます。
柔軟性も高めてくれるので、変化が苦手な方は身につけると柔軟な考え方のサポートをしてくれますよ♪
鉱物学面のアクアマリン
鉱物的にはベリル(緑柱石)の仲間で、モルガナイトやエメラルドと鉱物種は同じもの。
含まれる不純物によって様々な色になります。
アクアマリンは、ベリルに「鉄」が含まれた物。
(ちなみに“エメラルド“は「クロム、或いはバナジウム」が含まれており、“モルガナイト“には「マンガン」が含まれているそうです!他にも様々なカラーのベリルがあるので、是非写真など調べてみてくださいね♪綺麗です!)
アクアマリンの中にバイオタイト(ブラックシリカ)が入っているものは「ブラックアクアマリン」と呼ばれます。
ダークな青がまた美しい。
まとめ
【意味】
コミュニケーション力UP
変化に対する柔軟性
深い癒し
エネルギーの滞りをなくす
【浄化】
クラスター
セージ
月光
浴水
太陽光△
硬度も高めで耐久性があるので、どれでも基本はOK。
ですが、太陽光浄化をしたい場合は午前中に。
高級な宝石タイプは月光で。
【日本名】
藍玉/水宝玉/藍柱石/緑柱石
【英名】
Aquamarine
【モース硬度】
7.5~8
(人の爪の硬さが硬度2.5、ガラスが硬度5)
【組成】
Be3Al2Si6O18
アクアマリンの余談
アクアマリンといえば私的にはアニメ「ARIA The ORIGINATION」第12話のアリシアさんのセリフ「ありがとう 私のアクアマリン」が頭に浮かびます。
何度見ても泣いてしまう…。
ARIAシリーズは名作なので、是非見ていただきたい。