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「想い」が「重い」になる時

「手編みのモノなんて、手作りなんて、重いだけじゃん」

 なんて言われる時代がありました。
今はどうなんでしょう。

 今、編み物が若い世代で流行っているということで、編み物作家の私としては嬉しい限りな現代です。
その中でも若い子達がワクワクしながら編み始める姿がとっても見ていて嬉しいのです。

 先日、たまたま編み物初心者の子達三人に輪針を教える機会がありました。私の教え方はとにかくできたところを褒める、間違いは丁寧に直し、それが改善したらまた褒める。そんな教え方です。テンションも高め。
そのおかげか「教室やってほしい…」とも言っていただけました。
まだ教室を開く予定はないのですが、そう言ってもらえることが初めてだったので、ドキドキしながら、一生懸命教えさせてもらいました。
彼女達もまだ力が入ったり、なかなかうまくいかなかったりしてる中で、おしゃべりをして、楽しそうにやっている姿がとても目に残っています。

 ハンドメイドのものには特に作り手の心が籠ると思っています。
編み物はその中でも製作中に触れる時間の長い作り物。
誰かにあげる時なんてその人のことを想うのは当たり前ですよね。

 今、私はスピリチュアル系あみぐるみ作家として活動していますが、やはりお客様の幸せを願いながら作品を作っています。
その想いは果たして重いのでしょうか。

 スピリチュアルな話に見えて、そうでもなくて、不思議なものでどんな人でも想いのこもった優しい物が作れます。
自分のため、好きな人のため、誰かのため。
それってすごく素敵ですごく素晴らしいことだと思いませんか?

 編み物だけじゃなくて、イラストや歌や写真、お菓子、料理、人の想いを込めることができるんです。
どんな人でも魔法使い。どんな人でも魔法が使えるのがこの世界の少し不思議で少し幸せなものだと思っています。

 誰かが誰かを想う時、それは素敵な魔法がかかる瞬間。
それが編み物でも、そうでなくても。

「想い」は形に見えないからこそ、何かを通して伝えられるもので、それは優しいものであってほしいと心から思うのです。

 誰かが作るそれが優しく守ってくれるアイテムでありますように。
私の生徒になってくれた人には笑顔でそれを知って、編み物や色々なものが作れるように教えていきたいと思っています。

 現在メニューにはありませんが、編み会や編み物教室を検討中です。
何か気になることがあれば是非ご連絡くださいね。


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