ブラックペアン
原作:海堂 尊 「新装版 ブラックペアン1988」(講談社文庫)と言う事で、この雰囲気なんかどこかで・・・調べたら『チームバチスタの栄光』の著者でした、なるほどね。ただ作り方は日曜劇場のせいなのか、半沢直樹や下町ロケットをかなり意識した印象を受ける。
しかし、二宮さんがとても上手くて、まぁもともと芝居が上手い方だなと感じていたのですが、この作品での役がかなりいい感じなんですよね、気張らずサラッと演じてる、それでいてどこか愛らしさがあって。
内容としてはスリリングさはあまりないものの、毎度毎度キチンと山があるので観やすい、難しい医療の事もそのまままくし立てる様に話してみる側を置いてきぼりではなく、あまり深掘りせずにわかりやすく説明しているのも好感が持てる。
劇中に『ダーウィン』と言う医療用の器材の名前が出てくるので、もしかしたら佃社長来たりして!と思ったけれどダーウィンちがいでした。
日曜ドラマだな~・・・・って感じの作品でしたが、助けたい、生きたい、そんな思いがちゃんと描かれている事に対して『いいね』と感じました。個人的にはもっともっと腹黒い内部の騙し合い、足の引っ張り合いを露骨に描いて欲しかったかな。