WOWOWドラマ フィクサー
『排除』ではなく『操縦』
この部分が何故?を生み出している感じがして面白い。
狙いはそこではなく、別にある、それが見えてくる展開もサスペンスと謳っているだけあって簡単には読めなないのがいい。
散々人を手の平でコロコロ転がして置いてよく言えたものだと言う気持ちも湧いて来るが、そういう切り口で観れる余白があると言うのも面白さのひとつなのではないだろうか、完全なる勝利、完璧な主人公、ではなく、ズルさやある程度ではあるが適当さや、まいっか的な曖昧さ、そんな人間臭さも個人的には感じられました。
政治関係も物語なので苦手な人にはとことん苦手でしょうけれど、黒幕へ近づくためのあの手この手は観ていて気持ちが良くてスリリング。
そもそもフィクサーとは
政治や企業の意思決定の場で、正規の手続きを経ずに決定に対して影響を与える手段や人脈を持つ人とされている。
敵に回すと恐ろしい存在だと知った。
私も時々『フィクサーだからね』と言われる事があるのですが、意味を知ったらちょっと納得できました。