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雨の夜の指定席

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2024年2月の記事一覧

ミスミソウ

久しぶりに観たけど、やっぱり初主演作品にこれを選んだ山田杏奈さんが凄いだけで、内容としてはどうにもこうにも『?』しか浮かばない。 登場人物がぶっ壊ればかりなんだけれど、なぜぶっ壊れているのか?が語られないので疑問が湧くから、そのモヤモヤが邪魔をして純粋にグロならグロで楽しめばいいのにグロにも入り込めないと言う妙な感じを受ける。それぞれが抱えているものはまぁ浅く触れてはいるものの、いかんせん浅いから感情が入らない。田舎もんが東京もんだからって虐めるとか古臭いとゆーかナンセンスさ

ヴァチカンのエクソシスト

ラッセル・クロウさんが神父なので、きっと十字架握りしめてぶん殴るんだろうなと思って期待して観たら、真面目も真面目大真面目、今これか?と言ってもいいくらい地味で王道の悪魔祓いでした。 と言っても馬鹿にしてません、良作です。 ですが、ラッセルさんを使った意味と言うか…必要だったか?って印象も受けちゃいましたね。 スクーター乗ってるラッセルさんはとても好感が持てましたけどw

エベレスト

鬼になり切れないガイドとしては失格の男、しかし人間として良い人が出てくる。きっとこうなんだろうなぁ、あぁやっぱりなぁって感じの作品。 命を削り、身を粉にして頂上を目指す気持ちはわかる。 が、勇気ある撤退と言うように、無理して行くのはどうかと思う。 登れは頂上に行けるというものではないのだから。 映像美は意外に感じられないが、見所はある。 ゾッとするようなシーンもあるし、過酷さも伝わる。 大自然の驚異と言うモノは十分に感じられた。 実話を再現しているらしいので観終わった後

万引き家族

なんだか観る気がしなくてずっと放置していました。 強者揃いの作品ですので、だるい場面でも画力が持つのが凄い。 ただ、世の中の陰に生きているような人たちにスポットを当てているのはわかるのですが、少々持ち上げすぎと言いますか、カッコよく魅せすぎなのではないだろうか。 違うな、演者さんたちが作品自体の底上げをしてしまったのかもしれない。 何にせよ、私はリアルを飛び越えてファンタジー感すら感じた。 正直な話、もっともっと悲惨で必死で、社会に叩きのめされ疎外され、それでもなんとし

ロボコップ

劇中でFLY ME TO THE MOONがかかったのでご機嫌になれました。 勘違いして欲しくないので書いておきますが、リブートです。 よってバイオレンスよりスタイリッシュになっています。 つまりオリジナルのロボコップのような悪趣味とも言われそうな悪党の殺害のしかたなんかもなければ、この世の終わりが近いような世界観でもない。とにかくカッコよくなっているって事です。 オリジナルの人間臭さに比べると、リブート版は演技のせいか、顔芸っぽくてあまり悲壮感を感じない、いや、感情を

レヴェナント 蘇えりし者

久しぶりに観たのですが、やっぱスゲェ作品ですね。 ディカプリオさんの作品ではダントツで好きです。 熊に襲われるシーンは他に類を見ない凄まじいシーン。恐ろしすぎて観るたびに釘付けになって拳を握ってしまいます。 これが最大の魅せ場でしょ?と思いきや最後までずっと見応えがある、間延び感は観る人によっては感じると思いますが、自然光だけで撮影したと言われる全編、そして壮大な景色は、私には間延びを感じさせませんでした。 素晴らしい作品だと思います。

PARKER パーカー

いつものステイサムとは違い、撃たれたり刺されたりめっちゃくちゃにされます、まぁその程度です。 その他はいつものステイサム作品と言う感じ。 しいて言えばアクションが地味で物足りないかな。 ひねりも何にもないので、何も考えずに観るには良いかと。

“それ”がいる森

プロットですか?と思いたくなる程のクォリティの低さに驚いた。 近年稀に見る『やっつけ感』 相葉さんのファン以外は見る必要のない作品じゃないかとさえ思う。 真面目に見る作品とは思えないが、残念なことにおふざけなしでとことん真面目に作ってとことん真面目に観せてくるので痛い。 どうせならバカに徹してあり得ない方向性にしてくれたら跳ねたかもしれないのだけれど、これならUMA系の番組の再現Vの方が完成度高くてよっぽど怖い気がします。 とにかくクォリティの低さにびっくりしました、そ